「激安」と言っても通常と同じ編集工程で価格を下げる訳ではない。
それなりに方法があると云うことだ。
自分の編集技術やノウハウを「安売り」してはいけない!
家庭用カメラの性能が上がるのと比例するように、
企業の担当者が撮影した素材を編集する機会が増えている。
撮影から請け負えれば一番良いのだが、
企業側の予算もあることなのでそうもいかない。
今までの工程
@企業担当者が撮影
Aこの辺りの映像を使って下さいという指示
B試写
C修正編集(企業担当者立会い)
D試写
E完成
ここで問題なのがAの工程だった。
担当者としてもどの画を使って良いのか判らないので
「プロにお任せします!」となっていた。
任せられても困ってしまう。
素材チェックだけで膨大な時間がかかるし、
そもそも撮ってあるものが何なのかわからないことも多い。
素材の内容を理解してから、構成〜編集となるので
時間がかかる=編集費が増える、となってしまう。
最近の工程
@企業担当者が撮影
A素材預かり〜HDDへ転送
Bタイムコード表示DVD作成
C企業担当者エディットシート作成
D編集〜試写〜微調整
E完成
こちらの工程の特徴は、何と言ってもCDだ。
以前の工程でこちら側がやっていたことを
そのまま企業担当者にお任せするというもの。
企業担当者には時間と手間をかけさせてしまって
申し訳ないのだが、予算との兼ね合いで仕方無い。
もちろん企業側にもメリットがある。
CDの工程を担当者がやることで、撮影するべき画や
不必要な画の判断ができるようになってくる。
1回や2回では慣れないが、何度もやっていれば
撮影段階から効率的に撮ることができるようになる。
ちなみに、自分はこのようにやっている。
一つのシーケンス(今回は「all素材_TC」)に全素材を置き、
あらかじめ用意しておいたタイムコード表示用動画(*1)を
上のレイヤーに配置。
レイアウターを使って任意の場所にタイムコード表示。
このシーケンスをDVDに書き出して企業担当者に渡す。

企業担当者からエディットシートが届いたら、
別のシーケンス(EDIT)に「all素材_TC」シーケンスを置いて
タイムコードを表示したまま編集する。
編集が完了したら、「all素材_TC」シーケンスの上のレイヤーを
非表示にする。
こうすればすぐにタイムコード表示を消すことができるし、
必要であればまた表示して修正を行える。

他の方法として同一素材名を上書きするということも可能だが、
自分は今回紹介した方法でやっている。
「予算が出ないんじゃ対応できませんねぇ」などと言っていては
この時代に仕事が減るばかりだ。
予算が無いのであれば、それなりに対応する。
価格を下げるのとは少し違うので勘違いしないでほしい。
(*1)
自分の場合は3時間分くらいのDVデータを用意してある。
posted by fukuda at 15:47| 群馬

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