現状のDVCAMはPCノンリニア編集との相性も良く、画質も満足いくものである。
コスト的な面から見ても我々地方プロダクションが導入して採算の合うカメラだ。
ウチの会社を例に出すと、
■カメラ
DSR-400(メイン/ショルダータイプ)
PD-150(サブ/ハンディタイプ)
■VTR
DSR-1800
DSR-50
上のような機材構成になっている。
HD(HDV)のカメラとしてはHVR-V1Jがあるが、
DVCAMのランクに合わせると“PD-150/サブカメラ”の位置だ。
メインカメラの導入を考える時期に来ているので
DSR-400クラスのHDカメラを考えると、
当然の結果としてXDCAM HDがあがってくる。
S-VHSの一体型や業務用ベータカムのカメラから
DVCAMに移行できたように、DVCAMからXDCAM HDに移行したい。
ところが、現状ではXDCAM HDの導入コストは高額だ。
以前のように同じ価格帯でデジタルに移行した時のような訳にはいかない。
感覚的(金額的)には放送用のカメラを導入することになる。
制作予算が少なくなる一方のビジネスビデオジャンルにおいて、
これは大問題である。
という事で他の方々も考えておられるように、
HDVのショルダータイプカメラが発売されるのではないか?
DSR-400と同価格帯のカメラが出なければHDに移行できないではないか。
HVR-V1J(HDV)の画質は確かに良いと思う。
通常のVP制作に使うにしても充分な画質だ。
画質のことで心配はしていない。
一番心配なのは、クライアントの反応だ。
数十万〜数百万円の制作費を出して頂く撮影の現場に、
HVR-V1Jでロケに行ったらどう思うだろうか?
「こんなちっちゃいカメラで撮るの?」と思うのではないか?
我々プロに制作を依頼されるクライアントは、
[質の良い作品=安心感]を求めているのではないか?
そういう意味ではカメラの大きさも重要である。
大きなカメラと数人のスタッフが動く現場を見せてやることも
映像制作のサービスの一つではないかと考えている。
最終的な画質は二の次だ。
SONYとしてXDCAM HDとはいったいどんなユーザーを想定しているのか?
報道に適しているし、CineAltaの冠を付けて
映画も撮れるカメラという謳い文句もある。
間違いなく言えるのは、
現状のDVCAMをメインカメラとして使っているユーザーのレベルではない。
やはりHDVのショルダータイプカメラが必要になると思う。
もしかしたらAVCHDで考えてくれているのだろうか・・・?
左:DSR-400 右:HVR-V1J
DAVICS2 映像つくるヒトのSNS(http://sns.eizo-diy.net/)にも
同様のことを書いた。



