2015年12月24日

メモできない人

20代前半の外注スタッフAさんに編集を依頼した。
全体の仕上がりはとても満足できるもので、
この業界に入って日が浅いとは思えない。
センスがいいのだろう。
いつも一生懸命にやる姿勢にも感心している。
とてもいい子なのだ。

しかし、一つ困ったことがある。
メモをしないのだ!

名前や肩書きを入力していれば、人間だからミスはある。
だから校正/チェックという作業があるのだ。

「あの人の名前が抜けてるよ」
「はい」

「この人とこの人の順番入れ替えて」
「はい」

「この人の苗字は難しい方の漢字で」
「はい」

「この肩書きは製作じゃなくて制作ね」
「はい」

実際にはもっとたくさんの事を複数の人から言われている。
「はい」と返事をしてくれるが、メモをする気配がない。
Aさんはその場で、頭の中で修正をシュミレートしているのだろう。
迅速に作業をして、修正されたものが返ってくる。

う〜ん、直ってないところがいくつもある。
修正漏れを指摘すると、
「あちゃ〜!それ言われてたんだ!直しまーす!」
なんとも軽いノリだ。

自分が依頼した以外にもいくつかの案件のやりとりを見てきたが、
「それはコピペするから間違えないっすよ」と軽〜く言って、
コピー元が間違っていたりする。
あまりにも間違えが多いので、何度も使うような基本情報を
テキストでまとめておくように助言した。
しかし、それをやらずに同じミスを繰り返してきた。

Aさんは専門の会社に所属しているが、
自分の案件も含めて、最近のいくつかの発注は個人的なものだ。
ギャラは発生していない。
仕事の合間や、自宅で作業をしてもらっている。
「仕事じゃないから適当にやっている」と言われたとしても
文句を言える立場ではないが、
「仕事の場合は完璧にやっている」と言われても信じることはできない。

先日は目の前で修正作業をしてもらったが、
自分はその工程をヒヤヒヤしながら見ていた。
画面を拡大して名前を追加したり、直したりしていたのだが、
作業途中で背景の画像がズレたのを自分も見た。
すぐに気づいて戻していたが、
他の修正箇所でも同じことが起こっていると予想できる。
テキパキと(落ち着き無く)作業を進め、画面を拡大表示したまま、

「はい、出来ました!」

自分としては、全体表示で確認してみて、
そこで初めて修正完了だと思うのだが、
Aさんにしてみれば言われた箇所が直ったのだから完了なのだ。
全体を見渡す能力が欠如している。
“作業画面の全体”という意味ではなく、
仕事全体を見渡す能力の欠如ということだ。

Aさんが仕事に対する姿勢を直さない限り、
いつか必ず大きなミスをするだろう。
お客様からの信用を失い、
所属している会社に多大な損害を与えることになる。
もちろん一人のプロとしての信頼も同時に失う。
良いことがあるとすれば、
失った信頼は簡単には戻らないということを学習できるのと、
人間としての信頼も同時に失っていることに気づけることだ。

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複数人から情報を渡されている担当者に対して、
Aさんは口頭で数量を伝えようとしていた。
自分がメモを必要としないから(だからミスするんだけど)、
相手にメモを渡すということも考えられないのだろう。
さすがに見かねて、メモを付けるようにAさんに言った。
返事は、「あぁ、そうっすねー」だ。
(今だから正直に書くが、この言葉を聞いてキレた!)
この場面からも想像できるように、
編集作業のときだけメモをしないということではないようだ。

繰り返しになるが、Aさんはいい子だ。
いつも一生懸命にやる姿勢にも感心している。
業界や同業者から見放されないように、
これからも頑張ってほしい。

meiking.png
画像は本文に関係ないイメージ






posted by fukuda at 13:50| 群馬 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月17日

巻き戻しがない

年内の撮影は26〜27日の演劇の公演が残っているが、
発表会系は撮影が済んでいるので編集を進めている。
発表会やイベントは収録時間が長くなり、
その分だけメディアも多く使うことになる。
いまSDカードの整理をしていてふと思った。

「巻き戻さなくていいんだよなー」

テープ収録の頃は収録前になると、
使いまわしのテープを何本も巻き戻したものだ。
テープ収録を知らない世代の人には想像つかないだろうが、
けっこう時間もかかり、面倒な作業だった。

DSC_3182.JPG
このデッキは何台目だったか... SONY BVW-70

SDカードやSxSだってフォーマットの作業があるけれど、
テープの巻き戻しよりマシだ。

テープを使わなくなって久しいが、
収録はテープの方が安心だと、未だに思っている。

DSC_3179.JPG








posted by fukuda at 09:20| 群馬 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月03日

外注カメラマン

ウチのように小さな会社は現場が重なるとカメラマンが足りない。
基本的には県内のフリーカメラマンを頼むことになるが、
誰でもいいと云うわけではない。
カメラマンの中にはどんなジャンルでもこなせる万能な人もいるのだが、
普通は得て不得手があるものだ。
テレビの報道は出来るけどブライダルが苦手な人や、その逆の人。
VP系が得意な人、発表会を無難に撮れる人などなど。

今日の現場は県内でスタッフがみつからず、
東京から来てもらった。
朝が早かったので前日入りをしてもらっている。
発表会の仕事で潤沢な予算が確保されているわけもなく、
正直なところ交通費や食費、宿泊費の負担は痛いが・・・

これらの負担をケチるというのを耳にすることがある。
豪華な食事や高級なホテルを用意する必要はないが、
(そもそも前橋に高級なホテルなど無い!)
気持ちよく仕事をしてもらうために、最低限の負担はすべきだと思う。
フリーカメラマンに仕事を出してやっているのではなく、
仕事を助けてもらっているのだ。

今回のカメラマンには本当にいい仕事をしてもらった。
またお願いしたい。

下の写真はインカム(FD-400A)
群馬に来る前にSystem5で買ってきたらしい。
もちろんこの仕事のための購入ではないが、
新品を使わせてもらった。

DSC_3117.JPG


さて、こんな事を書いている間に素材の取り込みも終わりそうだ。
3カメ分の同期作業からはじめよう。






posted by fukuda at 15:39| 群馬 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする