2020年03月12日

映像を明るくする

さてさて、新型コロナウイルスの感染拡大で、
イベント系の撮影が中止になったり、VPの制作進行が滞ったりと、
自分にも様々な影響が出ている。
早く収束して、通常運行に戻ってほしい。

閑話休題。

自分らの仕事でよくある撮影案件として「発表会」がある。
市民会館などで行われることも多い。
出演者たちが大きな舞台の上で、
赤や青や緑に彩られたホリゾントの前で踊ったりする。
人間からの見た目は華やかでとてもいい感じだ。

しかし・・・
ビデオ撮影となると、この色鮮やかなホリゾントは
人物の顔を暗く写してしまう原因にもなりかねない。
フロントからの明かりが人物にしっかり当たっていれば良いが、
そうでない場合はホリゾントの光量に負けてしまい顔が暗くなる。
ビデオのラチチュードが狭いという理由からなのだが、
視聴する素人さんにとってはそんなことは関係なく、
「映像が暗い」という悪い印象になってしまうものだ。
舞台に限らず、照明条件が良くない環境では同じことが起こる。
logやRAWで撮影しておき、
後からグレーディングするということも選択肢に入るのだが、
現実的に2〜4時間のプログラムを
データ量の大きいlogやRAWで収録するのは、
バックアップを含めて考えると非常に厳しい。

そこで、AVCHDやXAVC-Sで撮って、
後から「明るく見せる」ということを考えてみたい。
先にはっきり書いておくが、「正しいグレーディング」ではなく、
「明るく見せる」という、ある意味邪道な方法だ。

お前それ間違ってるよ!
基礎から勉強しろよバカ!

という厳しい意見も想定内だけれども、「明るくなった!」と、
主催者からの評価が上々だったのでその方法を書いておく。
(顔を見せることができないので後ろ向きの画像を使用)

編集ソフト:EDIUS Pro8
フィルター:プライマリーカラーコレクション

@露出のみ
露出の数値を上げただけのもの。
明るくはなるがコントラストも強くなるのでキツい印象。

ガンマ0.jpg
ガンマ0設定.png

A露出+ガンマ
先にガンマを100まで上げてから露出を調整。
サチュレーションを少し上げ、カーブで暗部を引き締めている。

ガンマ100.jpg
ガンマ100設定 .png

改めてウェーブフォームで比較してみると・・・
ガンマ0(=@露出のみ)
ガンマ100(=A露出+ガンマ)

ガンマ比較.jpg

露出のみで明るくしようと試みた方は、
110%で白のクリップが始まっている。
一方、ガンマで中間部を持ち上げている方は、
110%に到達している部分はあるものの少し余裕がある。

映像を明るくするためには「輝度」と「コントラスト」で調整。
そう思っている人も多いのではないだろうか。
こんな事を書いている自分も、最近までそう思い込んでいた。
撮影素材の顔が暗くて困っている人は、
プライマリーカラーコレクションをいじってみると
自分なりの発見があるかもしれない。

【重要】
この方向は正しい調整方法ではない。
素人ウケというか、クレーム回避策程度に考えてほしい。



---2020.3.13 追記---
ガンマを上げる(暗部を上げる)というのは間違いではない。
ということを映像信号に詳しい人にDAVICS2で教えてもらった。
今回の記事は安心して使っていいテクニックに格上げ!
と、してもいいだろう。






posted by fukuda at 15:13| 群馬 ☔| Comment(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月03日

しゃべりきりRADIO

「しゃべりきりRADIO」は、
照山さんが2019年から始めたネットラジオだ。
映像ネタを声だけで発信している。

ラジオ.png
しゃべりきりRADIO/Youtube

映像ネタである限り映像がなければ成り立たない!
と思うのであれば一度聴いてみることをオススメする。
自分は中学生〜高校生まではテレビをほとんど見ず、
ラジオばかり聴いていたので、音で聴くことの楽しさを知っているつもりだ。
今の自分の想像力はラジオから得られたものかもしれない。
主に、TBSの21時からの番組やコサキン(←懐かしい!)、
オールナイトニッポンなどを聴いていた。

ラジオの良い面は一方的でなかったこと。
飛んできた電波を受信するという意味では一方向だが、
大半の番組はリスナーからのハガキで構成されていた言っても過言ではない。
インターネットが普及してから
「インタラクティブ」という言葉が世の中に出てきたが、
そのずっと以前からラジオは「インタラクティブ」だったと言える。
こんなことを書いていると話がややこしくなるので元に戻そう。

「しゃべりきりRADIO」は、
想像力を醸成してくれるコンテンツのように思う。
映像についてまったくの無知であれば無理かもしれないが、
同業者であれば必ずうなずける部分があり、
楽しめるものと思う。

新型コロナウイルスの影響で撮影が飛んだという人も多いと思う。
その空いてしまった時間にでも一度聴いてみてほしい。


映像系ネットラジオを始めた訳。(note/照山明)






posted by fukuda at 09:35| 群馬 ☔| Comment(3) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする