2020年05月29日

手書き風の動画 消し込み

企業の動画を制作していると、
創業者が書いた社訓などを「手書き風にしたい」
という要望をいただくことがある。

もちろん出来る。
これまでは、書き順通りにパーツを用意し、
After Effectsでワイプやマスクを駆使する方法でやってきた。
しかし、これはとても面倒で大変な作業だ。
自分がやってきた方法だと、
特に「つ」や「ん」などに代表されるような
一筆で同じ方向に進まない部分で苦労してきた。
みんなどうやっているのだろう?と思い、
DAVICS2で聞いてみたところ、
Jitsukawa Junyaさんからこんなコメントをいただいた。

『昔のフィルム時代の線画台を使ったアニメーション技法で
              「消し込み」という方法があります。』

とりあえずやってみよう!ということで、
Photoshopで書き順とは逆から少しずつ消し、
少し消すごとにpsdを書き出してみた。
初めてのことで加減がわからないので、
「で」の右側の点の部分を4段階くらいで消した感じ。
同じ様に逆方向に消し進めていった。

消し順ファイル群.png

このファイルをEDIUS Pro8に読み込む。
この時、自分はユーザー設定のデュレーションを2フレームにした。
そのままタイムラインに配置すると消えていくことになるので、
別シーケンスで逆再生をしてみると、
カクカクとしたものになるだろうと予測していたものとは違って、
思いのほか滑らかに文字が書かれていった。
滑らかに動くような処理などは一切していない。

ユーザー設定.png




一つの文字を何段階に分けるか、
1枚の画像を何フレーム表示するかによって
文字が書かれていく速度や滑らかさに影響するので、
試行錯誤が必要にはなると思うが、
これまで最初から順番に書いていくことしか考えておらず、
とてつもなく時間がかかっていた作業が、
「消し込み」という技法を教えてもらったことにより、
作業時間の大幅な短縮につながりそうだ。
改めてJitsukawa Junyaさんにお礼を!

ありがとうございました!


<使用画像>
イラストAC:https://www.ac-illust.com/

106287.jpg








posted by fukuda at 08:54| 群馬 ☔| Comment(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする