カメラマン修行中の頃、
先輩から教えてもらったことの一つに、
「動き出しと止める時は滑らかに!」というものがあった。
車の運転に例えるなら、
アクセルを徐々に踏み込み、一定の速度で走行。
停止の時は徐々にブレーキを踏んで止まる。
ということだ。
カメラワークも同じで、
ズームであれば、徐々にズーム速度を上げ、
ほぼ一定の速度で動き、
目標とするサイズに近づいたら徐々に速度を落とす。
何故それが良いのか先輩に聞いたところ、
「人間が安心する動きだから」
と、言っていたように記憶しているが、
本当にそうなのかは分からない。(^_^;)
たぶん先輩Sさんのデマカセだ。
さて、ここからが本題。
上記の動きは編集でも実現することができる。
レイアウターのマーカーに「ベジェ」を適用して、
動きを滑らかにするだけだ。

静止画を画面上で動かすことは、
昨今の編集においては当たり前のようになっている。
この動きの演出しだいで作品の質も変わってくる。
下記に動画をアップしたので見てほしい。
条件は3パターンともすべて同じで、
「4秒後に動き出し、10秒間動作後に停止」
という20秒の動画になっている。
動作時間を10秒間にしてあるので、
動き出しているの?止まったの?
という部分もあったと思うが、
動作時間を変えるとまた違った印象になる。
コツとしては、位置やストレッチなどのマーカーすべてに
ベジェを適用することだ。
一つのマーカーだけに適用すると動きがおかしくなることがある。
2020.11.06 追記
SNSでご指摘をいただけたので補足です。
「ベジェ」は「ベジェ曲線」のことです。
EDIUS上でと表記されていた「ベジェ」で統一しました。
ちなみに、いま気づきましたが、
EDIUS Pro8では「ベジエ」になってますねぇ。
posted by fukuda at 18:26| 群馬 ☔|
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