なかなか導入に踏み切れないという機材がある。
ウチの場合は音声のハンディレコーダーがその一つだ。
音響さんがいない現場で、
生音をクリアに録音するというジャンルの仕事は
年に1〜2度あるかないかだ。
そういう仕事は、ずっと前に買ったZOOM H4nで対応可能だった。
しかし、
電源ONからの立ち上がりが遅い。
SDカードのフォーマットに時間がかかる。
乾電池での長時間運用では44.1KHzが上限になる。
(48KHzだと2時間ちょい録音できるかどうか・・・)
これらを我慢すれば使えない機材ではなかったので、
新しい機種への入れ替えに至らなかったのだが、
この度、ようやく新機種を導入した。
ZOOM H6 BLACK

ZOOMの別機種やTASCAMなどの選択肢もあったが、
乾電池での運用時間が長かったのでこれにした。
単三乾電池4本で20時間のというのは、
H4nを使ってきた身としては信じがたいのでテストをしてみた。

15時間以上連続録音して電池残量3段階表示のうち1つ減っただけ。
ファンタム電源を供給したときにどれだけ持続するかは不明だが、
XYマイクでこれだけ長時間運用できれば充分だ。
8月末の演劇収録で本番運用開始予定。
----- 2021.7.27 追記 -----
新品のアルカリ単三乾電池を4本を入れ、
SONY ECM-672にファンタム電源を供給しながらテスト。
附属のXYマイク(ステレオ)とモノラルのガンマイク2本。
48KHz/16bitで4トラック同時録音。
2時間を越えたが3段階電池残量表示は減っていない。

----- 2021.7.28 追記 -----
前日の7/27は2時間45分まで録音したところで電源OFF。
本日7/28、再び電源を入れて録音再開。
残量表示1メモリを残し、本日は7時間30分まで録音してテスト終了。
ファンタム電源を供給しながら、
合計10時間以上の録音をすることができた。
なお、ZOOM H6にはヘッドホン端子とは別に
3.5mmのLINE OUTがあるので、
Wireless Go2に音を送り、カメラに飛ばして録音しておけば、
受信した音をガイドとして同期も完璧に取ることができる。