2021年07月27日

ZOOM H6 BLACK

高価ではないが安くも無く、
なかなか導入に踏み切れないという機材がある。
ウチの場合は音声のハンディレコーダーがその一つだ。
音響さんがいない現場で、
生音をクリアに録音するというジャンルの仕事は
年に1〜2度あるかないかだ。
そういう仕事は、ずっと前に買ったZOOM H4nで対応可能だった。
しかし、
電源ONからの立ち上がりが遅い。
SDカードのフォーマットに時間がかかる。
乾電池での長時間運用では44.1KHzが上限になる。
(48KHzだと2時間ちょい録音できるかどうか・・・)
これらを我慢すれば使えない機材ではなかったので、
新しい機種への入れ替えに至らなかったのだが、
この度、ようやく新機種を導入した。

ZOOM H6 BLACK
H6web.jpg


ZOOMの別機種やTASCAMなどの選択肢もあったが、
乾電池での運用時間が長かったのでこれにした。
単三乾電池4本で20時間のというのは、
H4nを使ってきた身としては信じがたいのでテストをしてみた。

58512.jpg

15時間以上連続録音して電池残量3段階表示のうち1つ減っただけ。
ファンタム電源を供給したときにどれだけ持続するかは不明だが、
XYマイクでこれだけ長時間運用できれば充分だ。

8月末の演劇収録で本番運用開始予定。



----- 2021.7.27 追記 -----

新品のアルカリ単三乾電池を4本を入れ、
SONY ECM-672にファンタム電源を供給しながらテスト。
附属のXYマイク(ステレオ)とモノラルのガンマイク2本。
48KHz/16bitで4トラック同時録音。
2時間を越えたが3段階電池残量表示は減っていない。

58602.jpg


----- 2021.7.28 追記 -----

前日の7/27は2時間45分まで録音したところで電源OFF。
本日7/28、再び電源を入れて録音再開。
残量表示1メモリを残し、本日は7時間30分まで録音してテスト終了。
ファンタム電源を供給しながら、
合計10時間以上の録音をすることができた。

なお、ZOOM H6にはヘッドホン端子とは別に
3.5mmのLINE OUTがあるので、
Wireless Go2に音を送り、カメラに飛ばして録音しておけば、
受信した音をガイドとして同期も完璧に取ることができる。









posted by fukuda at 09:52| 群馬 ☔| Comment(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月02日

RODE Wireless Go 2 持続時間

以前から気になっていたRODE Wireless Go 2。
送信機本体でバックアップ録音ができる、
デュアルチャンネルワイヤレスマイクだ。
音質などについてはYoutubeにレビューがアップされているので
そちらを見てもらうとして・・・


Wireless Go2.jpg


今回は実際の現場での使用感を書いてみたいと思う。

まず、どんなロケで使用したのかについて。
ある企業のリクルート映像の撮影で、
一人の社員に密着して色々話を聞き、
60秒〜120秒のコンテンツを複数本編集するというもの。
カメラマン兼ディレクター(質問などもする)1名
カメラはSONYの家庭用ハンディカム 1台。
出演者とディレクターに送信機を装着。

購入後数日で上記のロケに投入した。
送信機・受信機ともにフル充電で長時間使用できる
という情報はあったが、具体的な時間がわからなかったので
少し不安ではあったが、
am7:00頃〜14:00頃まで、電源を落としながの使用で
充電が切れることはなかった。
バッテリー残量の表示は少なくなっていたが、
色が緑色のままだったので(少なくなると赤くなる)
もう少し使えたと思う。

ただ、電源を切っている時間を正確に計ったわけではないので、
今後の使用時に安心できるよう、持続時間に関するテストをした。

フル充電した受信機・送信機×2台の電源を入れ、
音はハンディカムに録音して正確な時間を計った。
実際のロケの条件に近くなるよう、昼休みは電源を落とした。

下は録画素材を編集ソフトに乗せて計測した時間。

午前:3時間07分
午後:2時間10分
-----------------
合計:5時間17分

Wireless Go2は受信機側のバッテリー残量はもちろん、
送信機2台のバッテリー残量も表示される。
このときの表示では、送信機の片方が赤くなっていた。
(後述するが残り2%だった)

ここでの詳しい説明はしないが、
Wireless Go2の設定や送信機に録音した音声データの抜き出しは
RODE CentralというアプリをPCにインストールする必要がある。
そのRODE Centralに繋いだ画面がこちら。

rx.png
tx1.pngtx2.png

受信機のバッテリー残量37%に対して、
送信機は12%と2%となっていた。
今後も5時間以上使える保障はないが、
内蔵バッテリーが急激に劣化するようなことがない限り、
4時間は安心して使えるように思う。

さて、ここが考えどころだ。
4時間(長くても5時間)という持続時間を
長いと見るか、短いと見るか。
USB給電できるのでモバイルバッテリーでの運用も可能なので、
現場にモバイルバッテリーを3つ持ち込めば、
電池切れという最悪の状態は回避できるが・・・。

これまではB帯のワイヤレスを使うしか選択肢はなかったが、
Wireless Go2を導入したことで幅は広がった。
音質については専門ではないので自信を持って言うことはできないが、
ラベリアマイクを接続すれが通常使用では問題ないと思う。



Wireless Go2の情報収集はこちらがオススメ。

【GIN-ICHIスタッフブログVOL.60】
超話題の新製品!RODE WirelessGOU徹底解剖!





posted by fukuda at 17:35| 群馬 ☔| Comment(0) | 機材レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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