
EDIUSがメジャーバージョンアップで6になる。
トムソン・カノープス/EDIUS6のページによると、
「100以上の機能進化により、ハイビジョンは次のステージへ」
だそうである。
自分が特に気になるのはプロジェクト設定が自由になる部分。
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最小24×24pxから最大4096×2160px(4k/2k)、
50p/60pのフレームレートなど
自由にプロジェクト設定をカスタマイズできるようになりました。
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今まで変則的なサイズの動画ファイルはAfterEffectsで出力してきたが、
EDIUS6から直接出せるようになるようだ。
デジタルサイネージ関係者には頼もしい機能だ。
ホームページに動画を埋め込む場合は動画のサイズに合わせて
ページレイアウトをしてきた訳だが、縦長、横長など、
静止画と同じような扱いで動画をHPに配置できるということか。
そりゃー、フラッシュでもいいのかもしれないけど。
これに関連して気になるのが、解像度変換時の画質劣化。
今のバージョンではHD素材をSDのプロジェクトに乗せたりすると
ぼやけた感じになってしまう点は多くのユーザーが指摘している。
大幅に改善されているとすれば、それだけでもバージョンアップの価値がある。
100以上の機能進化と書かかれているので、他の機能にも期待できるかも。
このブログ記事を書いていて気づいた。
今のバージョンは、EDIUS “Pro” 5 となっている。
今回の6では、 “Pro” が取れている。
プレスリリースを見てみた。
おっと〜!
業務用ノンリニアビデオ編集ソフトウェア EDIUS 6 Broadcast
なんてのがあるじゃないか!
これは最上位版ということなのだろう。
198,000円という価格からも想像できるが
トムソン・カノープスのEDIUSというソフトに対する絶対の自信だろう。
アップルのFinal Cut Studioが108,800円なので、およそ2倍の価格だ。
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MXF形式ファイル(XDCAM,P2,GF,XF形式を含む)の読み込み機能と
プロキシ編集機能を搭載
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これだけでこの価格にするとは思えない。
Grass Valley HQコーデックより高画質な
Grass Valley HQXコーデックにも自信があるということか。
10bit/4:2:2サンプリング、HDCAM SRやHD D5と同等の処理らしい。
EDIUS Pro 5.0 → 5.5 は無償でアップできたが、
今回はメジャーバージョンアップなので有償。
魅力的な機能アップがはかられているようなのでアップしようか?
現状の5.5でも解像度変換以外は困ることもないので迷うところだ。
関連記事:EDIUS 6 (USA版)
---9/17 追記---
【Next-Zero】
EDIUS 6 の機能差・価格差是正を求める署名
【関連する記事】
個人的には、レイアウターがすごく気になります!
Pro 5 以降、3D PinP に泣かされることも多かったので、期待していますー。
一方、EDIUS 6 Broadcast の登場により、より高度な機能が手の届きにくい所に行ってしまうのは、ちょっと悲しいですね。
「EDIUS 6 Broadcast」の登場は、HDWSシリーズを導入するクラスにとっては実質の値下げということになるんでしょうかねぇ。HD-SDIの入出力関係があるからそうでもないか。でもまぁメインはHDWSで、複数の端末を一般PC+EDIUS 6 Broadcastで構成してK2サーバーで共有というスタイルか。
UPグレードかつダウングレード・・・
それにしてもBroadcastは足元を見た値段設定です。せめてEDIUS PRO5からのUPグレード版を格安で提供してもらいたいですね。
多分Ver6を発売して数ヶ月経ってからVer5からBroadcast へのUPグレード版を出すでしょうね。過去このような販売方法をとっていたので十分注意が必要です。
数ヶ月後になってもいいから、Pro5からBroadcastへの優待アップグレード版は出すべきだと思います。
今までPro版を使ってきたユーザーを切り捨てるとまでは言いませんが、蔑ろにされている印象です。