まぁWindowsMeだし古いから・・・とか言ってられない。
まだ動いてもらわなきゃ困る。
バックアップも取ってないし。
不調の理由は判っている。
新しく買ったデジカメ付属のCDからソフトをインストールしてからだ。
幸いにもシステムの復元機能で元に戻せたけど。(^^;
PCが調子悪くなって思い出した嫌な記憶・・・
もう何年も前になるが、
1月の中旬に行われる展示会で放映する映像の編集を依頼されていた。
会社でノンリニア編集機(Canopus/DVRexターンキーシステム)
を導入して間もない頃、リニア編集には無い快適さを感じつつも、
慣れない操作で編集が進まず、
年末の27日から31日までずっと会社に泊まりこんだ。
それでも終わらなかった。
31日は家に帰り風呂に入ると、またしばらく帰れないかも・・・
と親に言い残して会社へ行った。
なにしろ年明けの4日にはクライアントが試写に来る。
それまでには仕上げないと!ってことで3日の夜中まで頑張って
なんとか完成!
明日の試写には間に合った・・・と安心してPCの電源を落とした。
会社で仮眠。寒さで眠れなかったのでなんとなくPCを立上げ、
もう一度編集の確認をしようと思った。
思ったが、PCの電源は入るもののWindowsが立ち上がらない!
しばらく待ってもまだ立ち上がらない。。。
おぃおぃおぃおぃ!
意味も無くPC本体の蓋を開け、中を眺めた。
眺めたちころで何も変わらない。自分にはPCの知識はないんだから。
途方に暮れていたら外が明るくなってきた。
正直、逃げ出そうかと思ったくらい・・・。
まぁそうも言ってられないので社長に報告の電話を入れた。
次いでクライアントにも電話で説明。
試写を延ばしてもらった。
その日は社長の友人でPCに詳しい人に修復に来てもらった。
どうやらCドライブがトラブったらしい。
PCに疎い自分にもCドライブが壊れるとどうなるのかってことは判っていた。
社長の友人があれやこれややっているうちに一言。
「一つ試してみたいことがあるんだけど・・・」
「何でもいいからやってみて下さい」
「でもCドライブのデータが全部消えちゃうかもよ」
「・・・・」
結局その方法を試してもらった。
藁にもすがる気持ちとはこういう事なんだろうなぁ〜と思った。
Cドライブのデータも無事なまま治ってくれた。
助かったぁー。
人間、気が抜けると身体中の力が全て抜けてしまうということも初めて知った。
次の日に試写は無事終了。
その時に学んだ事。
編集の区切りがついたらとりあえずテープに書き出す
バックアップは絶対に必要
それからしばらくは、バックアップの取り方について色々考えた。
静止画やテロップ、ナレーションのwavデータ、編集プロジェクトなど
データの軽いものはCD-RWに毎日バックアップを取った。
動画データも出来る限りDVD-Rにバックアップした。
長続きしなかったですねぇ。
あの頃はDVDドライブも2倍速しかなかったので
バックアップを取る時間だけでもばかにならなかったですから。
今はこうしてます・・・
素材を取り込む際は手間がかかってもバッチキャプチャーをする。
もちろんバッチキャプチャーのリストはDVDにバックアップ。
DVDには他にも静止画、テロップデータ、ナレーションデータ、
AfterEffectsなどでレンダリングした動画なんかをバックアップしてます。
とにかくキャプチャーしたデータを再キャプチャーすれば
プロジェクトが復元できるようにしておく。
最近は仲間内でHDDを仕事単位で保管しておく人もいますが、
そのHDD壊れたらどうすんの?という疑問が残ります。
そんなこと言ったらデータ記録したDVD-Rがダメにならない保証も無いですが・・・
【関連する記事】