“失敗談”にすることにした。
今日はCMの試写。
CMと言っても地方U局OAなので予算はほとんど無いに等しい。
ちなみに制作費(数回の打ち合わせ、撮影、出演者のギャラ、編集、
テープ代まで全て含む)は35万円也。
話しを元に戻して、CMの試写。
クライアントの会社前で局の営業、広告代理店の営業と待ち合わせ。
両人とも撮影には立ち会っているが、編集されたものを見るのは
今日が初めてで、クライアントと一緒に見たところ、
いきなり局の営業が怒り出す。
「これさぁ、最初のカットと2カット目は逆じゃないの!」
自分としては???である。
提出したコンテ通りだし、スーパーもコンテ通り。
一度怒りだすと何から何まで気にいらないらしく、
スーパーの色がどうだとか時間が短くて判らないだとか・・・
広告代理店の人間まで同調しはじめた。
当然のようにクライアントの社長まで同じ意見だと言う。
これには参った。1対3。
ただし、クライアントは本当のところおかしいとは思っていなかったようで、
制作側の険悪な雰囲気に耐えられず、「でもまぁ、これでもいと思うけど・・・」
と言う。この一言に助けられた。
クライアントがそう言うならということで、収束方向へ。
しかしそんなに甘くない。
局の営業としては自分が言い出したことだから
(って言っても画コンテにOK出したのこの人なんだけど)
引っ込みがつかなくなって、編集のやり直しを命じられた。
自分としてもその場を収める必要から、納得できないところを
無理矢理納得したようにして、後日修正したもので再度試写させてもらうことに。
参った。
今回の失敗は2点。
局の営業、代理店の営業にネット経由ででもいいから事前に見せておくべきだった。
回避案を何も用意しなかった。
コンテ通りだということで余裕であたのが失敗。
VPなどある程度尺のあるものはクライアントから要望が出てくることも
多々あるので、それなりの気持ちで望むが、
今回は何もなく望んだのでそれが最悪。
う〜ん、来週の試写では何か対策しなくては・・・。
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