2007年01月21日

XDCAM HD

SONYにはDVCAMの延長としての業務用HD(HDV)カメラを出してもらいたい。

現状のDVCAMはPCノンリニア編集との相性も良く、画質も満足いくものである。
コスト的な面から見ても我々地方プロダクションが導入して採算の合うカメラだ。

ウチの会社を例に出すと、
■カメラ
DSR-400(メイン/ショルダータイプ)
PD-150(サブ/ハンディタイプ)
■VTR
DSR-1800
DSR-50

上のような機材構成になっている。
HD(HDV)のカメラとしてはHVR-V1Jがあるが、
DVCAMのランクに合わせると“PD-150/サブカメラ”の位置だ。
メインカメラの導入を考える時期に来ているので
DSR-400クラスのHDカメラを考えると、
当然の結果としてXDCAM HDがあがってくる。

S-VHSの一体型や業務用ベータカムのカメラから
DVCAMに移行できたように、DVCAMからXDCAM HDに移行したい。
ところが、現状ではXDCAM HDの導入コストは高額だ。
以前のように同じ価格帯でデジタルに移行した時のような訳にはいかない。
感覚的(金額的)には放送用のカメラを導入することになる。
制作予算が少なくなる一方のビジネスビデオジャンルにおいて、
これは大問題である。

という事で他の方々も考えておられるように、
HDVのショルダータイプカメラが発売されるのではないか?
DSR-400と同価格帯のカメラが出なければHDに移行できないではないか。

HVR-V1J(HDV)の画質は確かに良いと思う。
通常のVP制作に使うにしても充分な画質だ。
画質のことで心配はしていない。
一番心配なのは、クライアントの反応だ。
数十万〜数百万円の制作費を出して頂く撮影の現場に、
HVR-V1Jでロケに行ったらどう思うだろうか?
「こんなちっちゃいカメラで撮るの?」と思うのではないか?
我々プロに制作を依頼されるクライアントは、
[質の良い作品=安心感]を求めているのではないか?
そういう意味ではカメラの大きさも重要である。
大きなカメラと数人のスタッフが動く現場を見せてやることも
映像制作のサービスの一つではないかと考えている。

最終的な画質は二の次だ。

SONYとしてXDCAM HDとはいったいどんなユーザーを想定しているのか?
報道に適しているし、CineAltaの冠を付けて
映画も撮れるカメラという謳い文句もある。
間違いなく言えるのは、
現状のDVCAMをメインカメラとして使っているユーザーのレベルではない。
やはりHDVのショルダータイプカメラが必要になると思う。

もしかしたらAVCHDで考えてくれているのだろうか・・・?

左:DSR-400  右:HVR-V1J
400_v1j.jpg

DAVICS2 映像つくるヒトのSNS(http://sns.eizo-diy.net/)にも
同様のことを書いた。
posted by Fukuda at 22:28| 群馬 雨| Comment(6) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、zzz-takaと申します。
HDVのショルダータイプの要望について、全く一緒だと思い、カキコしました。
私もスタンダードタイプのHDVの開発を切望している一人です。
願わくば、業務用のHDVCAMでも作ってくれればなお嬉しい。
(この違いは難しくないよね?メーカーさん)


以前、メーカーの業務用機の内覧会の際、ソニー担当者は、HDVの業務用つまりショルダータイプの生産は考えていないというハッキリとしたコメントでした。
もともと民生用フォーマットとして開発した経緯があり、0.5秒のドロップアウト?の問題がある限り、メーカーはあくまでも「サブ」としての位置づけしか考えていないようですね。
しかし、多くの局や現場ではすでにHDVが普及しているのが現状なのに・・・。

また、記録時間やコスト面でまだ難があると考えているXDCAM HDも、メーカー側では思った以上に売れているらしく、そのまま数字を伸ばそうとだけしている・・・そんな感じです。
この現象がある限り、メーカーはXDCAM HDを業務用メインに考え続けるのではないでしょうか・・・。

しかし、ユーザーから見れば、せっかくここまで普及したHDVなんですから、カメラぐらい作ってくれてもいいと思うんですけどね〜。


Posted by zzz-taka at 2007年01月22日 01:43
zzz-takaさん、コメントありがとうございます。
業務用のHDVCAMも良いですよね。
HDW-1800も出していることですし。

> .5秒のドロップアウト?の問題がある限り

これが一番の理由かもしれないですが、
DVCAMにも現実的にブロックノイズは出る訳ですから条件としては同じように思いますね。
この要望は結構多いと思うんですよ。
XDCAM HDが安くなってくれればいいのですが・・・。

DAVICS2の方でも宜しくお願い致します。

Posted by Fukuda at 2007年01月22日 08:31
XDCAM HDですよね。
真剣に考えてXDCAM OPTION対応のカノープスを入れましたが、今一踏み切れないのが1/2インチの問題ですね。ショートズームが使えないことはきついですね。
XDCAM HDの新品よりはHDCAMの中古の方が仕事になるという判断をしています。
でも欲しいものの一つではあります。

PS.ブログ紹介有難うございます。
Posted by SENRI at 2007年01月22日 13:21
確かに1/2インチはレンズが問題ありですよね。これからレンズのラインナップは増えて行くと思いますが、それでも現状では選択できるものが少ないです。
HDCAMの場合はランニングコストも重要な要素ですし。
DVCAMを使ってしまうとHDCAMはめちゃくちゃ高く感じます。

XDCAM HDの今後には期待したいです。


Posted by Fukuda at 2007年01月22日 13:59
XDCAM HDで気になることは撮影のみの仕事の場合に現場でのテープ渡しが出来ないこともあげられます。
制作会社がXDCAM HDのメディアを用意してくれる状況が出来れば購入せざるを得ないと重いますが、今のところ私のところではDVCAMかHDCAM、DVCPRO、DVCPRO HD、それにまだまだベーカムでということがあります。
ただ、ブルーレイやHDDVDが一般化して、それで納品ということになれば自社一環体制の構築が必要になりますね。
たしかに画質もいいんで気になりますが、
機材自慢を楽しむアマチュアならともかく、仕事ということを前提にすると時期尚早ということでしょうか。
ふくださんの会社の社長はXDCAM HDをどう考えておられるのでしょうか?
Posted by SENRI at 2007年01月22日 21:49
> 撮影のみの仕事の場合に現場での
> テープ渡しが出来ないこともあげられます。

これは盲点でした。
自分はそこまで考えていなかったです。
と言うより、最近はクローズドな仕事ばかりで
素材テープ渡しっていうのがほとんどなくなりましたから。

自分としては今までもそうですし、これからもそうですが、安心できる機材を使いたいです。そう言う意味ではHDVでは実は役不足なんですよね。予算のことも考えると今のXDCAM HDでは導入できないですからHDVのショルダータイプに期待してしまいますが、技術側の人間としてはXDCAM HDが望ましいと思ってます。
先ほども書きましたが、クローズドな仕事が多いので。
この点ではSENRIさんの会社とちょっと状況が違いますね。

> ふくださんの会社の社長はXDCAM HDをどう考えておられるのでしょうか?

ウチの社長は多分ですが深く考えていないと思います。
以前はカメラを回すこともありましたが、元々は制作側の人間ですから・・・。
今の会社を設立する時点で「機材のことは福田に任せた」という感じです。
もちろん自分の思ったように購入できる訳ではなく、会社の経営状態との相談になります。
いつもギリギリなので“絶対に必要”というもの以外は買えないですね(−−;
ただ、HD化に関してはちゃんと考えてくれています。
今はまだ無いので導入できないですが、HDの仕事の依頼が来るようになったら導入は躊躇しないという気で居てくれますね。先日話してそれは確認済みです。
そんな訳で導入となった場合には自分が責任を持ってベストな機材選択をしなくてはなりません。
結構プレッシャーかかってますよ〜。
Posted by Fukuda at 2007年01月22日 23:33
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