2022年04月14日

パワーポイント MP4 30.3

パワーポイント
動画
MP4
フレームレート
30.3

上記のワードで検索した人がこのページを見ていると思うので
最初に解決策を書いておく。

解決策:パワーポイントからWMVで出力する
WMVで出力.png


さて、
意味がよくわからない人のために、これから説明をしていく。

パワーポイントの画面をそのまま動画に活用したいという要望は
ずっと以前からあったが、当時はスキャンコンバーターを経由したり、
スイッチャーを経由してVTRに録画するなど、
それなりの知識と設備が必要であった。
それが現在、[エクスポート>ビデオの作成]とするだけで
簡単にMP4動画データが出力できてしまう。
(出力フォーマットはデフォルトでMP4になっている)
解像度も1920×1080のハイビジョンなので、
動画編集の素材として問題なく使える。

と言いたいところだが、
知識がないと問題が発生する。

簡単に出力できるようになったことにより、
下記のようなやりとりも日常的に行われるようになった。

企業担当者:
「こちらで作成したパワーポイントのMP4を使ってください」

映像制作者:
「承知しました。出力したMP4を送ってください。」

そして・・・
送ってもらったMP4をEDIUS Pro8のタイムラインに乗せると
画像の切り替わりタイミングで黒味が入る。
これは、プロジェクト設定が60iだろうと30pだろうと関係なく起こる。

映像制作者としては、企業担当者が素人だから
出力設定がおかしいのではないかと疑いたくもなるが、
自分のPCでWindowsMediaPlayerで再生すると、
黒味など入らずに再生するので???となる。
ちなみに、VLC media playerでは切り替わりタイミングでショックがある。

このあたりで「30.3」というフレームレートに気づけると、
30フレームや29.97フレームに変換すればいいのでは?
という仮説を立てて試してみることもできる。
実際に30フレームや29.97フレームに変換すれば解決することもある。
HDMIからの出力を録画できるレコーダーでもOKだし、
PC画面の動画キャプチャーでも解決できる。

ただし、PCのグラフィック性能に影響されることもあるので、
図形が大きく動いたり、早く動いたりする場面があったら
動画としてスムーズさに欠ける可能性があるので慎重に確認した方がいい。

不具合の可能性があるとなると、できるだけ変換作業はしたくないので
最初に記した解決策[WMVで出力する]が有効であると気づく。


画像左:MP4出力(フレームレート 30.3)
画像右:WMV出力(フレームレート 30)

MP4出力.pngWMV出力.png

検証したパワーポイントでは、平均ビットレートはMP4が1.5Mbps、
WMVが1.3Mbpsであまり変わらず、
ファイル容量も19MBと17MBだったので大差は無い。
画質も見分けはつかなかった。

ここで自分が反省したいのが、WMVを低画質だと思い込んでいたこと。
MP4とWMVのどちらでも出力できることは知っていたが、
MP4の方が圧倒的に画質が良いとの思い込みや
普段制作している動画作品も特別な理由がない限り、
基本的にMP4以外で出力することはない。
WMVは古いフォーマット=画質が悪いという思い込みもあった。
パワーポイントではWMVが良いことがわかったので、
今後も適材適所を心がけたい

それにしても何故MP4だとフレームレートが30.3なのか?
30.0にすることは出来ないのか?
考えても仕方ないので、
『パワーポイントからの動画出力はWMV』と、覚えておこう!



この記事の検証環境
Windows7/64bit
EDIUS Pro8.53
Microsoft PowerPoint 2013

パワーポイントのデータは下記のものを使用した。
https://onl.bz/x3reKDF

上記の他、いくつかのファイルで検証したが、
確実に正しいかどうかは保障できないので
自己判断で運用してもらいたい。









posted by fukuda at 17:29| 群馬 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月25日

PMW-EX30 修理

PMW-EX30が修理から戻ってきた。
(ただいま録画確認中...)

DSC_3084.JPG

PMW-EX30はスイッチング現場の収録デッキとしてなくてはならない機材だ。
このEX30、収録中に録画が止まるというアクシデントが
ここ最近で何度があった。
いずれもAスロットでの録画中に起きたものだが、
最初はSDHCカードを疑った。
本来はSxSカードを使うべきなのだが、立て続けに現場があると
所有している4枚のSxS/32GBでは運用が難しい。
(編集が終わるまで消したくない!)
そこで、SDカードアダプターで運用するようになった。

アクシデント後、社内で症状の再現を試みた結果、
SDカードではなく、SDカードアダプターの一つが怪しいという結論に達した。
(この時点では、よく原因を突き止めた!俺様エライ!と思った)

新しいSDカードアダプターを購入して解決!

とはならなかった。

最近の現場で、SxSカードを使っても止まったという
スタッフからの報告を聞き、ようやくスロット側の不具合を疑った。
(俺様はやはり偉くなかったようだ・・・)
機械である限り壊れる可能性は常にあるはずなのだが、
デッキのトラブルといえばテープのローディングトラブル
という思い込みがあったので、デッキ側とは思わなかった。
これはおおいに反省すべきことだ。

修理明細によると、「Aスロットハーネス接続部接触不良」とある。
運搬時に衝撃を吸収するようにケースに入れてあるとは言え、
頻繁に現場に持ち出していれば内部構造に負担がかかって当然だ。

DSC_77.JPG

今回この記事を書いたのは、EX30ユーザーであれば同じトラブルがあり得る
ということを知っておいてほしかったからだ。

ちなみに、ウチの現場では各カメラでも収録し、
PAさんから分けてもらう音声に関しては、ZOOM H4nでも同時収録しているので、
このようなトラブルがあった場合、編集の手間はかかってしまうが
大きなトラブルになることはない。

バックアップは重要だ!









posted by fukuda at 16:41| 群馬 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月24日

HD-SDI 100mケーブル

HD-SDIの映像信号を伝送するには「5CFW」が良い。
特に機器間が数十メートルの距離になると、
「5CFW」の方が安心できるようだ。
それは最近の常識であって、知ってはいるのだけれど、
ウチの場合は5C-2Vの同軸ケーブルを使っている。
アナログSD時代から使っているもので、
機材をHD化するときに購入を少しだけ迷ったのだけれど、
カメラやスイッチャーが納品され、5C-2Vのケーブルで
接続テストをして問題なかったのでそのまま使っている。

主な機材とケーブルは...

 GY-HM750(カメラ)
 AW-HS50(スイッチャー)
 PMW-EX30(レコーダー)

 5C-2V(50m)
 5C-2V(30m)

カメラからスイッチャーへは通常50mで足りるが、
会場が広いと50m+30mという場合もある。
それでも伝送に問題はない。

さて、問題はもっと距離を延ばしたい場合だ。
「100mくらいは大丈夫ですよねぇ?」
とよく聞かれるが、100mとなるとちょっと自信が無い。
そこで、ウチにある5C-2V(100m)を使って、
カメラとスイッチャーを繋いでみた。

GY-HM750 → 5C-2V/100m → AW-HS50

HS50 入力1・・・ 画は来るが、チラツキ、ノイズが乗る
HS50 入力2・・・ まったく画が来ない
HS50 入力3・・・☆ノイズも乗らず問題なし
HS50 入力4・・・ まったく画が来ない

という興味深い(と言うほどでもない)結果が出た。
同じカメラ、同じケーブルを使っての結果なので
AW-HS50の内部の問題だと思うけど・・・自信ない。


hs50.JPG


ついでにもう一つ。

PMW-EX30で、最高画質(1920×1080i)での収録チェック。
チェックの画はカメラから出力のカラーバー。
メディアはSDHC/32GB。
フォーマット直後の収録時間の残りは113min.
妥当な表示だ。
さて、回しっぱなしで放っておいて、
編集などをして、約1時間後にEX30の表示を見ると、
収録できる残り時間は100min.

???????

設定が間違っているのかと思ったが、
そうではなかった。
1920×1080iだ。
カードを抜いてPCに取り込みチェック。

容量:1.83GB

??????????????

取り込んだ素材をEDIUSに乗せてみる。
画質の見た目も問題ないし、
プロパティを見ても1920×1080。

あぁ、そうか!
VBRだからなのかと一応納得。
(↑正しいかどうかは不明)




posted by fukuda at 12:05| 群馬 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月21日

RestoreMediaに救われた!

昨日のロケは雪の降るみなかみ町。
と言ってもほとんど室内だったので暖かかった。
寒いのは苦手だ。

130120_093308.jpg

さて、寒いと言えば気温のことだけではない。
“良からぬ状況に陥ったとき”自分はよくこの言葉を使う。
そして、昨夜は寒かった!
GY-HM750で収録した素材(DUAL/クリップコンティニュアス記録)を
スロットから抜き、HDDにコピーした後、
HDDからXDCAM EX ClipBrowser経由でEDIUS6に読み込んだ。
XDCAM EX ClipBrowserでエラーが出ることもなく、
素材もスムーズに読み込めたのだが、
編集を進めるうちに素材の不足に気がついた。
最後の方の画が見当たらない。
読み込んだSDHCカードを見直してみてもその素材は見当たらない。
現場で確実にRec表示を見ているので無いわけがない!
DUAL記録なのでもう一枚のカードも見てみた。

しかし・・・、無い。

寒い。

諦めかけたが、後輩から「もう一度カメラに入れてみては?」
と助言をもらったので、カメラのスロットにカードを入れてみた。

液晶画面に表示されたのは、[Restore Media A]

思わずガッツポーズ!
最後のファイル(約13分/3.3GB)が救われた。
改めて考えてみると、最後の方の画を収録した後に、
バッテリーとカードを交換したことが思い出された。
たぶんRecを止めずに(止めたつもりだけど)、
電源を落とし、バッテリーを抜いてしまったのではないかと思う。

今回は撮影即編集というものだったので
素材の不足に気づいたが、カードを次の収録に使ってからでは
手遅れだった。

反省中・・・。

RestoreMediaの機能を付けてくれたJVCさんに感謝しつつ、
GY-HM650で可能になるバックアップ収録に期待が膨らんだ。





posted by fukuda at 10:15| 群馬 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月30日

画素欠け

「画素抜け」とも言う。
(どちらの言い方が正しいのかは知らない)
土曜日の3カメスイッチング収録で本番20分ほど前に
1台のカメラが画素欠けをしていた。
昨夜の仕込みのときには欠けていなかったのだが、
画素はどんな条件下で欠けるのだろうか?
HDCAMでは、ホワイトバランスとブラックバランスを
何度も繰り返して取ると、直ると聞いたことがあるが、
GY-HM750では裏メニューに入って直す。

画素欠けは頻繁になることではないので、
方法を覚えていられない。
と云うことで、カメラの備品入れにマニュアルを常備してある。

本番直前であったが、慌てず騒がず、
画素欠けを修正して収録に望めた。



posted by fukuda at 00:52| 群馬 ☔| Comment(8) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月23日

デュアル記録(GY-HM750/SDHC)

ENGをメモリー記録に移行してからこれまで、
トラブルらしいものには遭遇してこなかったが、
先日ロケから帰社してデータを転送しようとしたところ問題が発生した。

途中で転送が止まってしまうというものだ。
何度やり直しても止まってしまう。
ウチの場合は通常デュアル記録しているので
別のSDHCカードを転送してみたところ、問題なく転送できた。

問題のあったSDHCカードを別のPCに転送してみると、
なんとか転送は出来たのだが、
再生してみると1つのファイルが壊れていた。
問題の無かったSDHCカードでは同じ素材でも無事だった。
デュアル記録が出来るGY-HM750で良かった!
と思えた瞬間だ。
これがシングル記録で、インタビューのOKテイクだったりしたら...

翌日、知り合いの会社でのヒューマンエラーを聞いた。
PCにデータを転送したつもりが、
一部のファイルが転送されていなかったらしく、
更に使いまわしのために収録したカードを
フォーマットしてしまったとか。
サルベージソフトで復旧できたらしいが、
これもメモリー記録の危険な部分と言えるだろう。
転送後は容量やファイル数を確認しなくてはならない。
NLEのタイムラインに乗せてチェックするまでは行いたい。

これからの季節は静電気もおこりやすくなる。
カメラマンからディレクターへの手渡しは避け、
ケースに入れてから渡すなどして気をつけなければならない。

今回のENGでの問題が、カメラ本体のスロットなのか
SDHCカードなのかはわからないが
業務用の機械であったり、信頼性の高いカードであっても
トラブルは突然やってくる。
ヒューマンエラーも含めて、気をつけていかなければならない。

DSC02178.JPGDSC02183.JPG

おっと、台本を書いている途中だった!
仕事に戻ろう・・・(^^;








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2012年09月16日

GY-HM750 Camera Process

JVC GY-HM750、コストパフォーマンスを含めて
確かに良いカメラであると思う。
しかし、運用していると小さな不満が出てくるもので、
今は黒が沈みぎみに見えるのが気になっている。
それと、ディティールが甘い感じか。

と云う事でCamera Processを少しいじった。

Detail 1
Master Black 1
Color Gain 1

その他は標準状態になている。

自分にはビデオエンジニアとしての知識が無いので
実際に風景や室内をノーライトで撮ってみて決めた値だ。
マネしても良い結果になるとは限らないので
もし同じ値にしようと考えている人がいたら、
自己責任でお願いしたい。


最近すごく気になっているカメラがある。
GY-HM650。

gyhm650_300.jpg

使ってみたい・・・。










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2012年02月20日

SKY WAVE WHD-11TRX70

今までも業務用としてワイヤレスで映像を飛ばす機器はあった。
しかし、高価なので導入には至らなかったという人も多いと思う。
「SKY WAVE WHD-11TRX70」は現実的に導入できる金額のようだ。

[小寺信良の業界探検倶楽部]Vol.23
ついに登場業務用HDMIワイヤレスの脅威!




(※↓ランサーWEBショップより転載)

カメラアクセサリーシューに取り付けられるバッテリー駆動式の
ワイヤレスHDMIユニットSKY WAVE WHD-11TRX70は、
HDMI信号からのフルHD信号をワイヤレスで伝送できる
プロ用の機器です。
製品コンセプトとして、ドラマ撮影、スポーツ・イベント中継などの
放送用機材としてプロ向けに製造されたものです。
有線ケーブルによる撮影の制限が無くなり、
撮影フィールドが広範囲になります。
バッテリー駆動時間は3〜4時間は連続稼働します。


■詳細情報

特徴
1. 送信機1台に対して受信器1台のユニキャスト仕様
2. カメラのクイックシューへ取り付けが可能
3. 送受信機ともSONYのLシリーズ
  PanasonicのVW-VBG用のDV汎用型バッテリーアダプター搭載
4. HDMI v1.3対応
5. AES128 暗号化
6. ディレイは0.1秒,約2フレーム以下
7. WHDI 1.0 規格準拠
8. 飛距離は直線で30メートル(壁や遮蔽物がないことが条件)
9. AV信号は非圧縮伝送で最大1080p@60まで可能
10. 日本製

※バッテリーやバッテリー充電器は付属しません。

仕様
使用帯域
5.15~5.850 (GHz)
バンドワイド
20MHz/40MHz
モジュレーションモード
Forward Channel: OFDM
データレート
Forward Channel: 3Gbps (400MBS)
ネットワークモード
1対1ユニキャストモード
 1対多ブロードキャストモード(オプション)
対応ビデオ解像度
HD: 480i, 480p, 576i, 576p, 720p, 1080i, 1080p;
PC: VGA (640x480), SVGA (800x600), XGA (1024x768);
Panel: 854x800, 1280x768, 1366x768, 1920x1080
対応音声フォーマット
I2S; PCM; SPDIF; AC-3; DTS; Dolby 5.1ch
伝送距離
見晴らしのよい直線で約30メートル
標準プロトコル
HDMI 1.3 standard; WHDI 1.0 standard; HDCP 1.2 protocols
電源
5V2A
Power Consumption
1080/2.5W; 720P/2W
Dimensions
送信機 幅97mm X 高さ42mm(アンテナ部分60mm) X 奥行き31mm
受信器 幅97mm X 高さ51mm X 奥行き56mm
Regulatory Compliance
日本国内電波法の技術適合(屋外は使用不可,屋内使用のみ使用可)
FCC; CE; MIC

JAN 4562244691377





ウチの会社では導入予定はないが、
出力がHDMIのみのカメラを複数台接続してのスイッチング収録や
映像送出で威力を発揮しそうな機器だ。

屋外使用ができない点はちょっと残念。





posted by fukuda at 17:55| 群馬 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月17日

SDレンズはHDカメラで使えるのか?

2/3インチHDカメラに今までの資産であるSDレンズを使えないか?
当然の疑問であるし、実用上問題なければ嬉しい!
と、思っている人は下の記事を読んでほしい。


VISUAL WAVE 映像屋のブログ 
SDレンズはHDカメラで使えるのか?

visualwave.jpg






posted by fukuda at 13:11| 群馬 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月07日

[Restore Media]

GY-HM750がSDHCカードに記録中であるにもかかわらず、
誤ってコンセントを抜いてしまった!
慌ててコンセントを挿し直したが・・・、手遅れである。

液晶画面の表示は、[Restore Media B]。
(記録中のスロットはBだった)

2時間以上の収録データがぶっ飛ぶのか!?
と思ってヒヤヒヤしたが、GY-HM750のRestore機能に救われた!

「ヒヤヒヤした」などと書いているが、
修復された今だから軽く書けるのであって、
その瞬間は本当に焦ったし、思考が中断したような・・・、
いや、思考が中断したのかどうかわからないし、
何を思って何を考えていたのか
そういうことも何もかも覚えていないと言うか、何と言うか。

完全に自分の気の緩みから招いたことだ。
気をつけなくては・・・。








posted by fukuda at 00:46| 群馬 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月01日

KiPro miniの素材

以前の記事「EDIUSでApple ProRes」の続きだ。

【Next-Zero】の宏哉さんが素材をアップされている。

ProRes422晒し。

収録条件はHXR-NX5Jの出力をHD-SDI接続でKiPro miniで入力。

自分もダウンロードしてEDIUS Pro5.51で確認したが、
ProRes422 LT
ProRes422 PX
この2つが読み込みできなかった。
しかしこれはすぐに解決。
読み込み出来なかったときのQuickTimeのバージョンは、7.5.5。
最新の7.6.9にバージョンアップしたところ、あっさり読み込みできた。
もちろん再生もOKだ。
7.5.5はプロ版で、7.6.9でもそのまま継続。
ProRes422 LT、ProRes422 PXの読み込みに関しては
プロ版か否かは関係ないと思われる。

qt769.jpg


こちらの記事もオススメ。
KiPro mini 来たる。



-------------------------------------
東北地方太平洋沖地震の発生から3週間が経った。
被災地以外では日常生活をする上でほとんど支障はないが、
日本全体が自粛ムードで経済は停滞ぎみとの印象を受ける。
実際にウチでも仕事が減っているし、自粛で止まっている案件もある。
被災地の方々のことを想い、自粛する気持ちは判る。
自分にもその気持ちはあるから。
だが、このまま経済活動が停滞していくと、
被災地の復興支援にも影響が出てくることは明らかだ。
福島では(福島だけではないが)原発の問題が終息するまで
本格的な経済活動の再開は見込めないと思う。
直接津波の被害に遭われた地域でも時間がかかるだろう。
「人は強いからどんな状況に置かれても必ず立ち直る」
とよく言われるが、それは周りの支援なくして成立しないと
自分は思っている。






ラベル:KiPro KiPro mini
posted by fukuda at 11:58| 群馬 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月08日

GY-HM750

GY-HM750.jpg

2枚のSDHCカードへ同時記録!
2011年2月下旬発売のGY-HM750の売り文句だ。
現行機種のHM700も2スロットではあるが、同時記録は出来ない。
収録の安全性を考えたらKA-MR100Gを装着して
SxSとのデュアル記録が現実的。
今度のHM750はカメラ本体だけでSDHCにデュアル記録ができる。
もちろんA→B→A→B・・・・というように
永久的に連続記録をすることもできる。

詳細は公式ページを見てもらうとして、
意外と有難いのがSD記録対応だと思う。
Mac/FCPでのダウンコンバート性能はわからないが、
少なくともEDIUSでのダウンコンバートは、
(HD素材をSDプロジェクトで扱う)
EDIUS6になってマシになったとは言え、まだまだ甘い感じがする。
SD納品の作品は、SD収録した方が結果的に画質が良くなる。

その他、PreRecが3秒から20秒になるなど、
細かな点も改良されているようだ。
レンズはHM700と同じ14倍のHDレンズが標準装備される。
基本的なカメラ性能はかわっていないと思うので
ちょっと残念な気もするが、HM700同様、
GY-HM750も自分の注目機種だ。


JVC GY-HM750 公式ページ


---2011.4.4 追記---
本文で「Mac/FCPでのダウンコンバート性能はわからない」と書いたが、
MotionVisualJapanさんの「ビデオ制作のチカラ」に解決方法があったので
紹介しておく。
http://motionvisualjapan.com/blog/archives/651


--- 2011.7.9 追記 ---
GY-HM750 テストレポートはこちら
ラベル:GY-HM750
posted by fukuda at 23:23| 群馬 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月05日

GY-HM700 画素抜け

導入したいお気に入りのカメラであるが、
実際には導入できていないし、使っていないGY-HM700。
このカメラの画素抜けを複数の人が経験している。
新品で導入後、一年以内にこの症状が出ている人もいるので、
信頼性ダウンなのだが、
導入コストやショルダータイプであることなどのメリットも多いので、
簡単に「はい、このカメラ駄目ね」とは言いたくない。
画素抜けは放送用カメラでもあるのだから。

さて、画素抜けの症状が出た人はJVCのサービスセンターに
修理に出して治っている。
しかし、数日間とは言え手元にカメラが無いと困る!
という人もいると思う。
特にGY-HM700クラスのカメラを所有するユーザーは
代替となる同クラスのカメラを所有していないことが多い。
自分で治せればベストだ。

そこで有効な情報を!
北海道の、どないなさんのブログ「なるほど定点観測」
治し方が紹介されている。(記事のコメント欄)
この情報は本当に有効だと思う。
コメント欄で治し方を紹介されている東京動夢さんにも感謝!





--- 2月26日 補足 ---

記事を書いた当時は自分で治せることに大きなメリットを感じたので
自分で治すことをお勧めするように書いてしまったが、
メーカーに近い方からご指摘を頂いたので、注意を書いておく。

【重要:注意】
メンテナンスモードに入ると言うことは、GY-HM700の心臓部を直接触ると言うことなので、例えばメンテナンス中に電源が落ちてしまうとROMの内容が全て壊れる可能性がある。そうなると修理は効かず全損扱いと云うことだ。素直にメーカーに依頼した方がいいようだ。それでも自分でやるという人は全て自己責任でやって欲しい。




posted by fukuda at 13:25| 群馬 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

EDIUSでApple ProRes

XF105はCFカードにミラーリング記録できるが、
ほとんどのメモリー記録カメラではスロットが2つあるものの、
リレー記録となるのが普通だ。
バックアップのことを考えると、Ki Pro Miniなどを繋いで、
同じ素材を同時に収録することが望ましい。
実際に現場でそのようにしている人も多いだろう。

さて、Ki Pro Miniの圧縮フォーマットはApple ProResだ。
Apple ProResと言えば、
Mac/FCPで編集するためのファイルであるとの認識だ。
つまりWindows/EDIUSでは扱えない・・・。
と思っていた。

ところが、知り合いの井上氏からEDIUSでも扱えると情報を頂き、
Apple ProResのサンプルファイルまで
提供してもらうことができた。
早速テストだ!

SampleFile:Apple ProRes 12秒/205MB
size:1920×1080
TestPC:Windows Vista/32bit
Soft:EDIUS Pro5.51

まずはQuickTime7.5.5とWindws Media Player11で
再生することができるかチェックしてみた。
どちらも問題なく再生できた。
こうなるとEDIUSでも再生できると容易に想像できる。
当然のように再生した。
動作も軽快だ。

CanopusHQに変換をしてみると225MB。
サンプルファイルとCanopusHQファイルを同ポジでつなぎ、
再生チェックしてみたが、画質に変化は見られなかった。
つまり、若干だがファイル容量が小さいProResを
ネイティブで扱う方が有利だということだ。

Ki Pro Miniのようなポータブルレコーダーで
CanopusHQ記録が出来るというものを聞いたことがないが、
EDIUSでApple ProResを扱えるのであれば、
どのようなポータブルレコーダーでもOKということだ。
(MXFは除く。Canon XFシリーズもNG)
EDIUSユーザーはApple ProResを扱えないという思い込みが
機材選択の幅を狭めていたという人も多いだろう。

今回のテスト結果は公式なものではない。
EDIUSの入力ファイル形式に「QuickTime」とは書いてあるが、
「Apple ProRes」とは書いていないので、
機材購入の際には自分で確かめて欲しい。


kipro.png
AJA日本語ウェブサイト



---1/6 追記---
元ファイルはApple ProRes422。

プロパティ.png


posted by fukuda at 14:57| 群馬 ☁| Comment(11) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月12日

PMW-500

pmw500a.jpg

やっぱり出たか!という感じのXDCAM EXカメラ。
------------------------------------------------------------------------------------
3板式2/3型220万画素フルHD(1920×1080)
14bit A/Dコンバータを搭載した"PowerHAD FX"CCDを採用
SxSメモリーカードにビットレート50Mbpsで記録
4:2:2サンプリング MPEG HD422コーデック
ファイル形式は放送業界で標準的なMXFファイル
感度F11、S/N比59dB
------------------------------------------------------------------------------------

正直に書くと、XDCAM EXシリーズはXDCAM HD422と被らないように、
ディスクは放送用、SxSは業務用という棲み分けをすると思っていた。
ただ、EX1RやEX3、PMW-350/320とSxSカメラの方が普及しているようなので
SxSでの放送クオリティのカメラが望まれるハズという考えもあった。
それが今回のPMW-500というわけだ。

ウチはまだ撮影機材のHD化はしていないが、JVC GY-HM700を考えている。
これは撮像素子がCCDであるという点が最大の理由だ。(それと導入コストね)
使い方や後処理対応を考えればCMOSでもいいのだが、
発表会等でストロボがバンバン焚かれる現場を考えると
CCDの方がいいんじゃないのかなぁ〜と思っている。

ちょっと話がそれた。(^^;
PMW-500、これはいいカメラだろう。
それは簡単に予想できるが、お値段も・・・。

データ転送速度を1.5倍にした、SxS-1の高速化モデルも出るようだ。
「SBS-64G1A」(容量:64GB)
「SBS-32G1A」(容量:32GB)
MXFファイル形式での記録に対応している。

EDIUSの新バージョンといい、PMW-500といい、
クワクするニュースばかりなのだが、肝心の導入費用は・・・無い。










posted by fukuda at 01:46| 群馬 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月24日

V-1600HD(ここがイイ!)

今月のビデオα(2010.9月号)のp78〜84に
V-1600HDのテストレポートがある。
実機をさわったことが無いのだけれど、
自分の中では今一番欲しい機材だ。
(カメラより先に欲しいくらい!)

このスイッチャーは、マルチカメラ収録だけじゃなく、
イベントなどの映像出しもやるウチの会社にとって
まさにジャストフィットだ。
特に最近はPC(パワーポイント)とスピーカー(講演者)を
切り替えながらプロジェクターに出すという要望が多く、
今のスイッチャーではPCの画像をダウンコンバートして
入力しなければならず、細かな文字があるパワーポイントの画面は
ちょっと厳しい。
V-1600HDであればVGA出力も標準で付いているので
PC画像はそのままに、
ビデオの映像をアップコンバートして送出できる。
VGA入力も2系統あるので、メインPCの他に予備PCを繋いでおける。
さらに、端子がBNC×5になってしまうが別系統で2つ追加できる。
これだけあればPCの入力で困ることはない。

映像の遅延は2フレームということだが、
収録ものであれば編集のときに音声トラックをズラせば済むし、
リアルタイムでの映像出しでも音声にデュレイをかければ済む。

このV-1600HDはそれぞれにスルーアウトがついているので
MVS-12と組み合わせて使えば、モニター周りもスッキリする。
ただし、MVS-12はSD仕様なのでHD収録の場合のモニターになるか
そのあたりは不安だ。(現在メールにて問い合わせ中)

不満な点もあるが、やはり欲しい一台だ。


vm1600.jpg


---追記---
V-1600HDのスルーアウトをMVS-12に入力できるかを
メールで問い合わせた件に関して返事が来た。
(すばやい返信に感激している!)
V-1600HDにHD-SDIで入力した場合、スルーアウトも当然HDになる。
つまり、MVS-12へは別の機器でSDにダウンコンバートしないと入力できない。
V-1600HD+MVS-12でローコストHDマルチカメラ収録を想定した人、
残念でした。(自分もそうだけど・・・)
ローランドさんには、V-1600HDでマルチビューが可能になる機器を
要望しておいた。
MVS-12にはマトリクススイッチャー機能が付いているので、
そのままHD化したのでは高価になってしまう。
是非、単純なマルチビュー機能に絞った製品を出してもらいたい。










posted by fukuda at 17:24| 群馬 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月25日

Canon XF305

305canon.jpg

MPEG-2 FullHD 4:2:2 50Mbps

小型業務用としてはワンランク上のカメラと言えるだろう。
XDCAM EXが35Mbpsなので色情報はそれ以上。
ただし、撮像素子は1/3インチのCMOSとなっている。
性能やレビューなどはネットを検索すれば出てくると思うので
そちらにお任せするが、実際に使用した本音を聞きたい人は、

こちら

HDカメラ座談会「ミドルレンジの呟き」
http://www.ustream.tv/channel/hd-dadamore

ミドルレンジとは、放送というある意味では最高の画質を求めるのではなく、
導入価格まで含めて手の届く範囲の機材を使う映像制作者や
機材そのもののこととだ。
その現役カメラマン3名が本音を語っている。
XF305について知りたい人は、このブログを読んでいる場合ではない。
USTREAMの録画をすぐにチェックだ!


Canon XF305



posted by fukuda at 16:29| 群馬 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月16日

GY-HM790

NAB2010で発表された(?)GY-HM790。
日本では未発表だが、さてそうなることか・・・。

JVC U.S.Aのサイトを見ると・・・
英語の読み書きは出来ないので判らない。(^^;

26Pのマルチカメラケーブルが使えるようなので
このあたりにも期待できるか。





posted by fukuda at 17:31| 群馬 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月13日

EDIROL V-1600HD

vm1600.jpg
EDIROL V-1600HD

SONY、Panasonicから業務クラスのスイッチャーが出揃った感がある。
そんな中、いきなり登場してきたスイッチャーV-1600HD。
以前はPCをスキャンコンバートしてビデオスイッチャーに入力していたが、
それではパワーポイントなど小さな文字を多く使う画面では
文字がつぶれてみえなくなってしまう。
そこでVGA端子を端子でプロジェクターに入力できるように
シームレススイッチャーなどを使うことになるが、
日常的に使う機材ではないのでレンタルでの対応になっていた。
システムも複雑になるので敬遠していたのも事実。
しかし、このV-1600HDではHD-SD/SDIはもちろん、VGA端子も4つ装備し、
PCとカメラの台数に対して入力が不足することも無さそうだ。
出力も充実しているのでほとんどの現場で困ることは無い。
モニターまでオールインワンなのでシステムも簡略化できる。
価格までは調べていないが、周辺機器(モニターなど)を含めて
今後、検討したいスイッチャーだ。

EDIROL V-1600HD
http://www.roland.co.jp/products/jp/V-1600HD/
posted by fukuda at 22:30| 群馬 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PMW-320

毎年ラスベガスで行われるNAB。
各メーカーから“これでどうだ!”って機材の発表がある。
今回の自分の注目はコレ↓

pmw320k_22p.jpg
SONY PMW-320

一見PMW-350なのだが、中身は1/2インチCMOSだ。
2/3インチCMOS採用のPMW-350は今後のメインカメラとして
欲しい1台ではあるが、正直なところ2/3インチ用のHDレンズは高い。
もちろんそれだけの性能があるのだから高価なのは仕方無いが、
おいそれと手が出る金額ではない。
このPMW-320がどのくらいの価格で日本で発売されるのかは不明だが、
レンズ込みで150万円程度になるのではないか?
SxSのメディア代などを考えると導入費用はもうちょっとかかる。

とても気になるカメラだ。

PMW-320 カタログPDF



-------6/19 追記-------

HDカメラ座談会 Vol.3 (PMW-320)
USTREAM配信の録画
http://www.ustream.tv/channel/hd-dadamore




posted by fukuda at 22:14| 群馬 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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