これからも映像業界で生きていく人たちに、
制作費について色々と考えてもらいたいと思い、
この投稿をさせてもらいました。
業務として映像制作をしていく中で、必ずと言っていいほど関わるのが広告代理店やデザイン会社だ。
クライアントから直接依頼をされるより、これらの会社を通して制作を依頼されることが多いという人はたくさんいると思う。営業部門を持たない会社やフリーランスであれば尚更だ。本当は言いたくないが、「昔は・・・良かった」と言う事が多くなった。特に制作費については30年以上この業界にいる人からすれば、同じ制作内容でも金額が半分以下になっているという感覚は共感できると思うし、10分の1くらいになってしまったと言ってもまったくの大袈裟ではない。それでも映像制作を続けるのであれば時代に合わせてやっていかなければならないので、広告代理店やデザイン会社とのお付き合いは大切にしたい。しかし、『お金はかかってもいいから良いモノを創ろう!』という感覚はどんどん薄れていき、利益のための計算しかできない人が出てきている現実もある。そういう相手と付き合い続けるべきか、考えなければいけなくなってきた。
ここから先は、遠くない過去に本当にあったこと。
200万円の見積りが38.5万円に!
広告代理店のAさんから見積り依頼があった。
大雑把に書くが、撮影2日間、Webで公開する5分程度の動画を10本編集。制作内容を書くとバレてしまうので書けないが、見積りを作成するための条件はもう少しあって、金額にはそれなりの理由がある。さて、この広告代理店とは、Aさんが担当になる前から上司の方々とお付き合いがあり、上で書いたような、『お金はかかってもいいから良いモノを創ろう!』という人たちだった。広告代理店であるのだから利益はもちろん追求するが、業者を値切るのではなく、クライアントからより多くのお金を出してもらう工夫や努力をしていたように思う。
話しを本題に戻す。
自分がAさんに提出した見積りは200万円。
撮影 25万円×2日間
編集 15万円×10本
自分が広告代理店に見積りを提出する場合は、広告代理店がクライアントにそのままの金額で提出しても大丈夫なような金額にする。つまり、広告代理店のマージン分も考えておき、ここから値引きをするというスタイルだ。これには理由があって、昔と違い、広告代理店の担当者は映像のことを知らないし勉強もしない。だから、見積書の各々の項目に対していくら位を乗せるのが妥当なのかわからない人が多い。なので、トータルの金額の20〜25%を取ってくださいということにしている。今回の場合は200万円なので、ウチは150万円で制作することになる。利益も確保されているし、暴利を得るような金額でもない。外注さんたちにも適切な金額で発注できる。
ちなみに、業界のことをまったく知らない人からすると、広告代理店は何もしないで20〜25%も持っていくのか!と思うかもしれないが、営業や制作過程の手配諸々の業務があるので、この割合も適切だ。
広告代理店からクライアントへの見積り提出が済み、制作開始となれば、打ち合わせや現地下見などで忙しくなる。映像制作をしていて楽しいと思える時間でもある・・・のだが、Aさんが担当になってからは事情が違ってきた。無知が故に(もしかしたら病気的なものなのかもしれない)、見積り項目の金額一つ一つに自分が納得できる理由がないとダメなようだ。長年やっているのだからもう理解してもいい頃だと思うが、たぶんこのまま理解できないだろう。別の角度から見れば慎重と言ってもいいのかもしれないが、それとはちょっと違うAさん独自のワールドがあるようだ。
ここから先、みなさんの理解を超えるような納得のいかない理屈や計算が出てくる。腹が立つかもしれないが、Aさんとの実際の電話のやりとりや考えをまとめてあるので(一部想像も含まれるが)そのまま読み進めてほしい。
2日間(撮影予定日数)
10本(動画編集の本数)
25%(費用全体に対する撮影関連の比率)
75%(費用全体に対する編集関連の比率)
Aさんに言わせると、150万円では高いらしい。
では、いくらなら妥当だと思うかと聞いたところ、翌々日に電話で回答があった。まずは撮影関連の費用。200万円に対して25%の50万円(25万円×2日間)だったのだから、150万円に対して25%でなければならないので37.5万円。「計算しやすいように35万円にしましょう」(←実際に本人が言っていた)残りの115万円で10本編集だから、1本11.5万円。「計算しやすいように10万円にしましょう」(←実際に本人が言っていた)どうやら「計算しやすいように」=値引きといういことらしい。
撮影 17.5万円×2日間
編集 10万円×10本
ひとまずは上の金額で落ち着いたのだが、数週間経ってから連絡があり、制作する本数が5本になったらしく、それであれば撮影も半分の1日でいいだろうということになった。
撮影 17.5万円×1日間
編集 10万円×5本
電話の途中で独り言のように、「撮影は1日175,000円だから、5本で、え〜と(電卓を叩く音)87,500円ですね」と言い出した。これにはさすがに驚き、理由を聞いたところ、175,000円を10で割り(元の編集本数)、17,500円に5本(新たな編集本数)をかけると87,500円になると言うのだが、まず10で割ると考えたところが分らない。10で割るなら350,000円ではないのか?想像でしかないが、手元のメモに175,000円という数字が書いてあったのだろう。電話口でも常に落ち着きのないAさんなら考えられることだ。更に、ここまで我慢して読んでいる人であれば驚きはしないだろうが、編集単価10万円を2で割ったであろう金額、1本5万円という言葉が聞こえた。それでは福田さんのところが利益が出ないかもしれないから6万円でいいかというような独り言も、電話口の向こうから聞こえた。この時点でAさんは電話中であることも忘れていたかもしれない。正直言ってめんどくさくなったので、独り言を遮って結果を聞いてみた。
撮影 87,500円(スタッフ2名)
編集 300,000円(6万円×5本)
合計 387,500円
動画1本単価 77,500円
この会社とは以前からのお付き合いもあるし、コロナ禍で先が見えなくなってきたタイミングだったので、この金額で請けた。請けてしまったと言った方がいいだろう。
少し前にこの金額を基準にしてAさんから依頼があった。
制作内容はまったく違うが、スタッフ2名、撮影・編集込みで77,500円。
断った。
ここまで書いてきて、自分でも作り話を書いているのではないかと思えてきたが、実際にこういうことがあったし(一緒に現場に行った外注カメラマンさんならAさんの言動や思考は理解できると思う)、映像制作に限らず低価格化が進んでいる世の中なので、今後もAさんのような依頼主に遭遇することはあると思う。一つの仕事が安くても複数でまとまった金額になるような発注であればいいと思うし、スキルアップのために格安や無償で請け負うことがあってもいいと思うが、昔からの付き合いがあり、お世話になった会社であっても、適切な金額で取引きできないのであれば、今後の付き合いを考えなければならない。
2022年02月11日
2022年01月04日
2022年はじまりました。
2021年11月19日
InterBEE2021/Libec HS-250
久しぶりのブログ更新はInterBEE。
コロナ禍が完全終息したわけではないことを考えると
現地に行くことは躊躇われたのだが、
映像業界に身を置く者として、やはり行くことにした。


何人かの同業者と会い、話し、情報交換をし、
メーカーの担当者と話し、実機に触れる。
現地での充実した時間の流れはとても早く、
あっという間に帰る時間になってしまった。
さて、いろいろ見て回り、触った中で最も気に入ったのが、
Libec HS-250だ。
普段RS-250を使っているので、
同じクラスの新製品のヘッドの動きは気になる。


RS-250だってコスパの良いヘッドなのだけれど、
「コスパ」とか言っている時点で何かしらの不満があるもの。
同クラスのザハトラーやビンテンと比べてしまうと、
操作性がちょっと劣るのは否めない。
では、HS-250だが・・・
一番最初に触ったとき、カメラを10時の方向に振ってみた。
正直な感想は、「えっ?」だ。
RS-250のユーザーが最初にHS-250を触ったら、
たぶん同じ感想になると思う。
動き出しやキレイに止まる動きに感動するはずだ。
同シリーズで一番下のHS-150もかなり良さそう。
Libec HS-150






コロナ禍が完全終息したわけではないことを考えると
現地に行くことは躊躇われたのだが、
映像業界に身を置く者として、やはり行くことにした。
何人かの同業者と会い、話し、情報交換をし、
メーカーの担当者と話し、実機に触れる。
現地での充実した時間の流れはとても早く、
あっという間に帰る時間になってしまった。
さて、いろいろ見て回り、触った中で最も気に入ったのが、
Libec HS-250だ。
普段RS-250を使っているので、
同じクラスの新製品のヘッドの動きは気になる。
RS-250だってコスパの良いヘッドなのだけれど、
「コスパ」とか言っている時点で何かしらの不満があるもの。
同クラスのザハトラーやビンテンと比べてしまうと、
操作性がちょっと劣るのは否めない。
では、HS-250だが・・・
一番最初に触ったとき、カメラを10時の方向に振ってみた。
正直な感想は、「えっ?」だ。
RS-250のユーザーが最初にHS-250を触ったら、
たぶん同じ感想になると思う。
動き出しやキレイに止まる動きに感動するはずだ。
同シリーズで一番下のHS-150もかなり良さそう。
Libec HS-150
2021年09月24日
容量どれくらいになりますか?
2021年09月11日
Wireless Go2 トラブル事例報告
導入コスト、性能の両面で人気のWireless Go2。
自分の周囲でも導入した人は多い。
その理由は何と言っても、
送信機本体内に音声を録音できること。
ワイヤレスマイクの宿命である“電波途切れ”があっても、
後で本体内から正常に録音された音声を取り出せる。
(※モードや使い方に注意)
昨日の現場ではこの機能が仇になってしまった・・・
これまで様々な現場でノートラブルだっただけにちょっとショックだ。
インタビュー録音時、送信機から送られてくる音に、
プチッ!プチッ!というクリックノイズ乗ることがあるが、
送信機の電源ON/OFFで解決したりする。
本来はそうするべきだったのだが、
“本体に録音されてる音と差し替えるからそのままやっちゃえ”
というプロとして恥ずかしい思考でインタビューを行った。
帰社後・・・
RODE Central(設定や音の取り込みをする専用ソフト)で
問題の箇所が録音されているであろうファイルを取り込んだ。
上の画面の通り、REC00089というファイルは、
30分45秒録音されている。
しかし、取り込んだファイルは15分22秒しかなく、
後半の音声が出力されていない。
何度か出力をしてみるも同じで、
出力直後にソフトが落ちたりしたので、
録音データそのものに不具合があったようだ。
ソフト上で再生してみると15分22秒以降の再生がおかしい。
ちなみに、他のファイルはまったく問題なかった。
幸か不幸か、クリックノイズは、
フリーソフトのAudacityなどでも簡単に低減できるので、
今回は後半部分を、電波をカメラで受けたファイルを使う。
ネットで調べても同じトラブル報告は見つからないので、
本当に稀なケースなのだろう。
収録前にめんどくさがった自分への戒めの気持ちも込めて、
また、同じWireless Go2ユーザーへの事例報告として、
この記事を書かせてもらった。
2021年09月10日
健康第一
2021年07月27日
ZOOM H6 BLACK
高価ではないが安くも無く、
なかなか導入に踏み切れないという機材がある。
ウチの場合は音声のハンディレコーダーがその一つだ。
音響さんがいない現場で、
生音をクリアに録音するというジャンルの仕事は
年に1〜2度あるかないかだ。
そういう仕事は、ずっと前に買ったZOOM H4nで対応可能だった。
しかし、
電源ONからの立ち上がりが遅い。
SDカードのフォーマットに時間がかかる。
乾電池での長時間運用では44.1KHzが上限になる。
(48KHzだと2時間ちょい録音できるかどうか・・・)
これらを我慢すれば使えない機材ではなかったので、
新しい機種への入れ替えに至らなかったのだが、
この度、ようやく新機種を導入した。
ZOOM H6 BLACK

ZOOMの別機種やTASCAMなどの選択肢もあったが、
乾電池での運用時間が長かったのでこれにした。
単三乾電池4本で20時間のというのは、
H4nを使ってきた身としては信じがたいのでテストをしてみた。

15時間以上連続録音して電池残量3段階表示のうち1つ減っただけ。
ファンタム電源を供給したときにどれだけ持続するかは不明だが、
XYマイクでこれだけ長時間運用できれば充分だ。
8月末の演劇収録で本番運用開始予定。
----- 2021.7.27 追記 -----
新品のアルカリ単三乾電池を4本を入れ、
SONY ECM-672にファンタム電源を供給しながらテスト。
附属のXYマイク(ステレオ)とモノラルのガンマイク2本。
48KHz/16bitで4トラック同時録音。
2時間を越えたが3段階電池残量表示は減っていない。

----- 2021.7.28 追記 -----
前日の7/27は2時間45分まで録音したところで電源OFF。
本日7/28、再び電源を入れて録音再開。
残量表示1メモリを残し、本日は7時間30分まで録音してテスト終了。
ファンタム電源を供給しながら、
合計10時間以上の録音をすることができた。
なお、ZOOM H6にはヘッドホン端子とは別に
3.5mmのLINE OUTがあるので、
Wireless Go2に音を送り、カメラに飛ばして録音しておけば、
受信した音をガイドとして同期も完璧に取ることができる。
なかなか導入に踏み切れないという機材がある。
ウチの場合は音声のハンディレコーダーがその一つだ。
音響さんがいない現場で、
生音をクリアに録音するというジャンルの仕事は
年に1〜2度あるかないかだ。
そういう仕事は、ずっと前に買ったZOOM H4nで対応可能だった。
しかし、
電源ONからの立ち上がりが遅い。
SDカードのフォーマットに時間がかかる。
乾電池での長時間運用では44.1KHzが上限になる。
(48KHzだと2時間ちょい録音できるかどうか・・・)
これらを我慢すれば使えない機材ではなかったので、
新しい機種への入れ替えに至らなかったのだが、
この度、ようやく新機種を導入した。
ZOOM H6 BLACK
ZOOMの別機種やTASCAMなどの選択肢もあったが、
乾電池での運用時間が長かったのでこれにした。
単三乾電池4本で20時間のというのは、
H4nを使ってきた身としては信じがたいのでテストをしてみた。
15時間以上連続録音して電池残量3段階表示のうち1つ減っただけ。
ファンタム電源を供給したときにどれだけ持続するかは不明だが、
XYマイクでこれだけ長時間運用できれば充分だ。
8月末の演劇収録で本番運用開始予定。
----- 2021.7.27 追記 -----
新品のアルカリ単三乾電池を4本を入れ、
SONY ECM-672にファンタム電源を供給しながらテスト。
附属のXYマイク(ステレオ)とモノラルのガンマイク2本。
48KHz/16bitで4トラック同時録音。
2時間を越えたが3段階電池残量表示は減っていない。
----- 2021.7.28 追記 -----
前日の7/27は2時間45分まで録音したところで電源OFF。
本日7/28、再び電源を入れて録音再開。
残量表示1メモリを残し、本日は7時間30分まで録音してテスト終了。
ファンタム電源を供給しながら、
合計10時間以上の録音をすることができた。
なお、ZOOM H6にはヘッドホン端子とは別に
3.5mmのLINE OUTがあるので、
Wireless Go2に音を送り、カメラに飛ばして録音しておけば、
受信した音をガイドとして同期も完璧に取ることができる。
2021年07月02日
RODE Wireless Go 2 持続時間
以前から気になっていたRODE Wireless Go 2。
送信機本体でバックアップ録音ができる、
デュアルチャンネルワイヤレスマイクだ。
音質などについてはYoutubeにレビューがアップされているので
そちらを見てもらうとして・・・

今回は実際の現場での使用感を書いてみたいと思う。
まず、どんなロケで使用したのかについて。
ある企業のリクルート映像の撮影で、
一人の社員に密着して色々話を聞き、
60秒〜120秒のコンテンツを複数本編集するというもの。
カメラマン兼ディレクター(質問などもする)1名
カメラはSONYの家庭用ハンディカム 1台。
出演者とディレクターに送信機を装着。
購入後数日で上記のロケに投入した。
送信機・受信機ともにフル充電で長時間使用できる
という情報はあったが、具体的な時間がわからなかったので
少し不安ではあったが、
am7:00頃〜14:00頃まで、電源を落としながの使用で
充電が切れることはなかった。
バッテリー残量の表示は少なくなっていたが、
色が緑色のままだったので(少なくなると赤くなる)
もう少し使えたと思う。
ただ、電源を切っている時間を正確に計ったわけではないので、
今後の使用時に安心できるよう、持続時間に関するテストをした。
フル充電した受信機・送信機×2台の電源を入れ、
音はハンディカムに録音して正確な時間を計った。
実際のロケの条件に近くなるよう、昼休みは電源を落とした。
下は録画素材を編集ソフトに乗せて計測した時間。
午前:3時間07分
午後:2時間10分
-----------------
合計:5時間17分
Wireless Go2は受信機側のバッテリー残量はもちろん、
送信機2台のバッテリー残量も表示される。
このときの表示では、送信機の片方が赤くなっていた。
(後述するが残り2%だった)
ここでの詳しい説明はしないが、
Wireless Go2の設定や送信機に録音した音声データの抜き出しは
RODE CentralというアプリをPCにインストールする必要がある。
そのRODE Centralに繋いだ画面がこちら。



受信機のバッテリー残量37%に対して、
送信機は12%と2%となっていた。
今後も5時間以上使える保障はないが、
内蔵バッテリーが急激に劣化するようなことがない限り、
4時間は安心して使えるように思う。
さて、ここが考えどころだ。
4時間(長くても5時間)という持続時間を
長いと見るか、短いと見るか。
USB給電できるのでモバイルバッテリーでの運用も可能なので、
現場にモバイルバッテリーを3つ持ち込めば、
電池切れという最悪の状態は回避できるが・・・。
これまではB帯のワイヤレスを使うしか選択肢はなかったが、
Wireless Go2を導入したことで幅は広がった。
音質については専門ではないので自信を持って言うことはできないが、
ラベリアマイクを接続すれが通常使用では問題ないと思う。
Wireless Go2の情報収集はこちらがオススメ。
【GIN-ICHIスタッフブログVOL.60】
超話題の新製品!RODE WirelessGOU徹底解剖!
送信機本体でバックアップ録音ができる、
デュアルチャンネルワイヤレスマイクだ。
音質などについてはYoutubeにレビューがアップされているので
そちらを見てもらうとして・・・
今回は実際の現場での使用感を書いてみたいと思う。
まず、どんなロケで使用したのかについて。
ある企業のリクルート映像の撮影で、
一人の社員に密着して色々話を聞き、
60秒〜120秒のコンテンツを複数本編集するというもの。
カメラマン兼ディレクター(質問などもする)1名
カメラはSONYの家庭用ハンディカム 1台。
出演者とディレクターに送信機を装着。
購入後数日で上記のロケに投入した。
送信機・受信機ともにフル充電で長時間使用できる
という情報はあったが、具体的な時間がわからなかったので
少し不安ではあったが、
am7:00頃〜14:00頃まで、電源を落としながの使用で
充電が切れることはなかった。
バッテリー残量の表示は少なくなっていたが、
色が緑色のままだったので(少なくなると赤くなる)
もう少し使えたと思う。
ただ、電源を切っている時間を正確に計ったわけではないので、
今後の使用時に安心できるよう、持続時間に関するテストをした。
フル充電した受信機・送信機×2台の電源を入れ、
音はハンディカムに録音して正確な時間を計った。
実際のロケの条件に近くなるよう、昼休みは電源を落とした。
下は録画素材を編集ソフトに乗せて計測した時間。
午前:3時間07分
午後:2時間10分
-----------------
合計:5時間17分
Wireless Go2は受信機側のバッテリー残量はもちろん、
送信機2台のバッテリー残量も表示される。
このときの表示では、送信機の片方が赤くなっていた。
(後述するが残り2%だった)
ここでの詳しい説明はしないが、
Wireless Go2の設定や送信機に録音した音声データの抜き出しは
RODE CentralというアプリをPCにインストールする必要がある。
そのRODE Centralに繋いだ画面がこちら。
受信機のバッテリー残量37%に対して、
送信機は12%と2%となっていた。
今後も5時間以上使える保障はないが、
内蔵バッテリーが急激に劣化するようなことがない限り、
4時間は安心して使えるように思う。
さて、ここが考えどころだ。
4時間(長くても5時間)という持続時間を
長いと見るか、短いと見るか。
USB給電できるのでモバイルバッテリーでの運用も可能なので、
現場にモバイルバッテリーを3つ持ち込めば、
電池切れという最悪の状態は回避できるが・・・。
これまではB帯のワイヤレスを使うしか選択肢はなかったが、
Wireless Go2を導入したことで幅は広がった。
音質については専門ではないので自信を持って言うことはできないが、
ラベリアマイクを接続すれが通常使用では問題ないと思う。
Wireless Go2の情報収集はこちらがオススメ。
【GIN-ICHIスタッフブログVOL.60】
超話題の新製品!RODE WirelessGOU徹底解剖!
2021年06月05日
Timeline-Marker-Exporter-Plugin for Edius
久しぶりにメインとなり得るソフトを購入した。

TMPGEnc Authoring Works 6
WindowsPCでのDVD/Blu-rayのオーサリングでは
Adobe Encoreと並ぶメジャーなソフトだ。
使い勝手の良さと慣れから、
自分は未だにAdobe Encoreを使っているのだが、
Encoreは既に開発が止まっていて今後もアップデートはされない。
AdobeCCからも入手できなというソフトなので、
いつかは使えなくなるソフトだと言える。
Adobe Encoreについて書いているとキリがないので、
次の機会にしておこう。(^^ゞ
今回の記事のメインはEDIUSの『Marker Exporter』、
チャプターマーカーの出力プラグインについて。
EDIUSからDVD/Blu-rayに出力するとき、
みなさんもチャプターマーカーを打つと思う。
コーナーごとであったり、発表会の演目ごとであったりと様々だと思うが、
EDIUSから直接ディスクに書き出すときには
マーカーを打てば反映されるので困ることはない。
しかし・・・
EDIUSからGrass Valley HQXなどの高画質データを書き出し、
Encoreでオーサリングする場合、
チャプターポイントを打ち直す必要がある。
自分がEncoreでオーサリングする場合は、
EDIUSとEncoreを両方立ち上げておき、
EDIUSのタイムライン上のチャプターポイントを目で読み
Encoreのタイムライン上で手動入力している。
チャプターポイントが数十箇所になるとちょっと苦痛な作業だ。
さて、TMPGEnc Authoring Works 6ではどうか?
これには便利プラグインがあって、
EDIUSに入れておくとEDIUSのタイムラインのチャプターポイントを
データとして書き出してくれる。
そのデータをAuthoring Works 6で読み込めば、
一瞬にしてチャプターポイントを再現してくれるのだ。
実際に読み込んだときの映像
TMPGEnc Authoring Works 6
Authoring Works 6に読み込んだデータは、
EDIUS Pro8から出力した「.keyframe」のデータ。
このデータを出力するためには、
EDIUSにプラグインを入れる必要がある。
まずはプラグインの入手だ。
Timeline-Marker-Exporter-Plugin for Edius
https://matsab.de/en/markerexporter.html

ページの下の方の[Download]に
バージョンごとのMarkerExporterが用意されている。
ダウンロードをしたzipを解凍すると
MarkerExporter.tpiというファイルが一つだけ入っているので、
この.tpiをEDIUSのPlugInフォルダに入れれば準備完了。

このようにチャプターポイントを打ったタイムラインから
ファイルへ出力>その他>Marker Exporterを選ぶと
出力画面が表示されるので、
出力先と名前を決め、ファイルの種類を.keyframeに、
そして、Frame #を選んでExportすればOK。


出力された.keyframeのファイルをAuthoring Works 6で
「チャプター情報をファイルから読み込む」を実行すれば、
上で見てもらった動画のようにあっという間に読み込める。
-----------------------------
データを使ってチャプターポイントを読み込めることは、
以前から知っていたのだが、実際にやってみようとすると
おや?出来ないぞ!となってしまった。
そこで、いつものDAVICS2で質問したところ、
今泉さんから詳細なやり方を教えていただけた。
その今泉さんに教えたのはDAVICS2メンバーの阿部さん。
みなさんに感謝ですね。
TMPGEnc Authoring Works 6
WindowsPCでのDVD/Blu-rayのオーサリングでは
Adobe Encoreと並ぶメジャーなソフトだ。
使い勝手の良さと慣れから、
自分は未だにAdobe Encoreを使っているのだが、
Encoreは既に開発が止まっていて今後もアップデートはされない。
AdobeCCからも入手できなというソフトなので、
いつかは使えなくなるソフトだと言える。
Adobe Encoreについて書いているとキリがないので、
次の機会にしておこう。(^^ゞ
今回の記事のメインはEDIUSの『Marker Exporter』、
チャプターマーカーの出力プラグインについて。
EDIUSからDVD/Blu-rayに出力するとき、
みなさんもチャプターマーカーを打つと思う。
コーナーごとであったり、発表会の演目ごとであったりと様々だと思うが、
EDIUSから直接ディスクに書き出すときには
マーカーを打てば反映されるので困ることはない。
しかし・・・
EDIUSからGrass Valley HQXなどの高画質データを書き出し、
Encoreでオーサリングする場合、
チャプターポイントを打ち直す必要がある。
自分がEncoreでオーサリングする場合は、
EDIUSとEncoreを両方立ち上げておき、
EDIUSのタイムライン上のチャプターポイントを目で読み
Encoreのタイムライン上で手動入力している。
チャプターポイントが数十箇所になるとちょっと苦痛な作業だ。
さて、TMPGEnc Authoring Works 6ではどうか?
これには便利プラグインがあって、
EDIUSに入れておくとEDIUSのタイムラインのチャプターポイントを
データとして書き出してくれる。
そのデータをAuthoring Works 6で読み込めば、
一瞬にしてチャプターポイントを再現してくれるのだ。
実際に読み込んだときの映像
TMPGEnc Authoring Works 6
Authoring Works 6に読み込んだデータは、
EDIUS Pro8から出力した「.keyframe」のデータ。
このデータを出力するためには、
EDIUSにプラグインを入れる必要がある。
まずはプラグインの入手だ。
Timeline-Marker-Exporter-Plugin for Edius
https://matsab.de/en/markerexporter.html
ページの下の方の[Download]に
バージョンごとのMarkerExporterが用意されている。
ダウンロードをしたzipを解凍すると
MarkerExporter.tpiというファイルが一つだけ入っているので、
この.tpiをEDIUSのPlugInフォルダに入れれば準備完了。
このようにチャプターポイントを打ったタイムラインから
ファイルへ出力>その他>Marker Exporterを選ぶと
出力画面が表示されるので、
出力先と名前を決め、ファイルの種類を.keyframeに、
そして、Frame #を選んでExportすればOK。
出力された.keyframeのファイルをAuthoring Works 6で
「チャプター情報をファイルから読み込む」を実行すれば、
上で見てもらった動画のようにあっという間に読み込める。
-----------------------------
データを使ってチャプターポイントを読み込めることは、
以前から知っていたのだが、実際にやってみようとすると
おや?出来ないぞ!となってしまった。
そこで、いつものDAVICS2で質問したところ、
今泉さんから詳細なやり方を教えていただけた。
その今泉さんに教えたのはDAVICS2メンバーの阿部さん。
みなさんに感謝ですね。
2021年04月01日
試写ファイル(軽量化ファイル)の出力
映像を生業としている人の多くは、
撮影から編集までハイビジョン(1920×1080)でやっていると思う。
そして、編集したものをクライアントに確認してもらう場合には、
MP4に出力することが多いだろう。
さて、この時に考えなければならないのがファイルサイズだ。
数分のものであれば、フルハイビジョン(1920×1080)で、
ビットレートも高めに設定したものを送って、高画質で見てもらいたい。
しかし同時に、相手のネット環境までは不明なことがほとんどなので
ダウンロードに時間がかからないよう、ファイルの軽量化もしたい。
これについては様々な考え方があるので絶対の正解はないが、
自分が思うベストな設定は下記のようになっている。
※試写版をPCで視聴する前提
そこそこ高画質
1280×720 平均ビットレート:5MB
中画質
854×480 平均ビットレート:2MB
低画質(ファイルの軽さ最優先)については、
状況しだいなので、その都度検討しながら出力する。
【重要情報】
解像度を低く(小さく)すれば軽くなっていくと勘違いしやすいが、
実際には変わらない。
60秒の動画を出力した実データを示す。
@1920×1080/平均ビットレート:18M →131MB
A1280×720/平均ビットレート:18M →131MB
B720×480/平均ビットレート:18M →131MB
C1920×1080/平均ビットレート:9M →67.3MB
D1280×720/平均ビットレート:9M →67.3MB
E854×480/平均ビットレート:2M →17.1MB
データを見ればわかると思うが、解像度を変えても容量に変化はない。
重要なのは平均ビットレートの数値だ。
雑に書いてしまうと、平均ビットレートを半分にすれば容量も半分になる。
ここには載せなかったが、1920×1080/平均ビットレート:2Mの場合、
容量がどうなるかわかると思う。
軽くすることの代償として画質が落ちていくが、
個人的には平均ビットレート:5Mもあれば充分ではないかと思っている。
では、基本的な出力の手順を説明しよう。(中画質 854×480)

ファイルへ出力で[H.264/AVC]を選択
詳細設定のビデオフォーマット変換 → フレームサイズで[カスタム]を選択
854、480を入力
右下の[出力]ボタンを押し

平均ビットレートを最低の[2M]に変更
(最低が5Mまでしか選択できない場合でも2Mに書き換えれば2MBになる)
ファイル名を入力して[保存]をすれば良い。

ここで使った設定は、最近使ったエクスポーターの一番上に表示され、
次回以降はここを選択するだけで同じ条件のファイルが出力できるが、
H.264/AVCとしか表示されず、詳細設定を見ないと解像度まではわからない。
そこで、プリセットを作っておくことを勧めたい。
プリセットの保存の仕方は今回は割愛するが、
Googleドライブに自分が作ったプリセットを用意したので、
ダウンロードしてもらってOK!
※インポート用のファイルは下記からダウンロード可能
https://drive.google.com/drive/folders/1LdLJP463be0vjqe30-YMJ9VHKsS5xc-H?usp=sharing

ファイルへ出力のウィンドウ内からインポートできる。
インポートしたプリセットは、[マイプリセット]の中に表示される。
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この記事の作成時点ではWindows7/EDIUS Pro8なので
EDIUS Pro9以降で仕様等が変更になっている可能性あり。
撮影から編集までハイビジョン(1920×1080)でやっていると思う。
そして、編集したものをクライアントに確認してもらう場合には、
MP4に出力することが多いだろう。
さて、この時に考えなければならないのがファイルサイズだ。
数分のものであれば、フルハイビジョン(1920×1080)で、
ビットレートも高めに設定したものを送って、高画質で見てもらいたい。
しかし同時に、相手のネット環境までは不明なことがほとんどなので
ダウンロードに時間がかからないよう、ファイルの軽量化もしたい。
これについては様々な考え方があるので絶対の正解はないが、
自分が思うベストな設定は下記のようになっている。
※試写版をPCで視聴する前提
そこそこ高画質
1280×720 平均ビットレート:5MB
中画質
854×480 平均ビットレート:2MB
低画質(ファイルの軽さ最優先)については、
状況しだいなので、その都度検討しながら出力する。
【重要情報】
解像度を低く(小さく)すれば軽くなっていくと勘違いしやすいが、
実際には変わらない。
60秒の動画を出力した実データを示す。
@1920×1080/平均ビットレート:18M →131MB
A1280×720/平均ビットレート:18M →131MB
B720×480/平均ビットレート:18M →131MB
C1920×1080/平均ビットレート:9M →67.3MB
D1280×720/平均ビットレート:9M →67.3MB
E854×480/平均ビットレート:2M →17.1MB
データを見ればわかると思うが、解像度を変えても容量に変化はない。
重要なのは平均ビットレートの数値だ。
雑に書いてしまうと、平均ビットレートを半分にすれば容量も半分になる。
ここには載せなかったが、1920×1080/平均ビットレート:2Mの場合、
容量がどうなるかわかると思う。
軽くすることの代償として画質が落ちていくが、
個人的には平均ビットレート:5Mもあれば充分ではないかと思っている。
では、基本的な出力の手順を説明しよう。(中画質 854×480)
ファイルへ出力で[H.264/AVC]を選択
詳細設定のビデオフォーマット変換 → フレームサイズで[カスタム]を選択
854、480を入力
右下の[出力]ボタンを押し
平均ビットレートを最低の[2M]に変更
(最低が5Mまでしか選択できない場合でも2Mに書き換えれば2MBになる)
ファイル名を入力して[保存]をすれば良い。
ここで使った設定は、最近使ったエクスポーターの一番上に表示され、
次回以降はここを選択するだけで同じ条件のファイルが出力できるが、
H.264/AVCとしか表示されず、詳細設定を見ないと解像度まではわからない。
そこで、プリセットを作っておくことを勧めたい。
プリセットの保存の仕方は今回は割愛するが、
Googleドライブに自分が作ったプリセットを用意したので、
ダウンロードしてもらってOK!
※インポート用のファイルは下記からダウンロード可能
https://drive.google.com/drive/folders/1LdLJP463be0vjqe30-YMJ9VHKsS5xc-H?usp=sharing
ファイルへ出力のウィンドウ内からインポートできる。
インポートしたプリセットは、[マイプリセット]の中に表示される。
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この記事の作成時点ではWindows7/EDIUS Pro8なので
EDIUS Pro9以降で仕様等が変更になっている可能性あり。

