10月の第二週末を直撃したため、
第三週末にズレ込んでこれから実施というところもあるかもしれないが、
そろそろ運動会撮影のシーズンは終わろうとしている。
台風とは関係ないが、撮影データが壊れたり(←知り合い)、
一部録画できていないプログラムがあったり(←自分の現場)、
サブカメラの調子が悪かったり(←自分の担当カメラ)と、
良くないことを耳にする機会が今年は多かった。
固定カメラや予備カメラの準備など、
撮影体制や撮影方法を改めて考えていかなければならない。
撮影方法と言えば、自分はリレー競技が一番緊張する。

@カメ、Aカメそれぞれが矢印の範囲を担当することになる。
運動会の撮影をしたことがない人から見れば、
この図だけ見る限り何の問題もないように思える。
しかし、子どもたちの中には足の速い子、遅い子がいるし、
泣いてしまって走れない子もいたりする。
3クラスが同時にスタートしてまもなく差が開いてしまう。
理想的にはバトンを受け取って走る子どもたちの
顔が認識できるサイズで撮りたいところだが、
なかなかうまくいかず、
2つのリレーポイントで切り替えのタイミングが被ることが多くなってしまう。
(つまり半周の差がついてしまうということ)
これらは運に左右されることなので、有人カメラ2台で対応しても
一瞬も写らない子どもがでてきてしまう可能性もある。
自分は@カメを担当し、うまく対応出来ていると思うし、
毎年頼んでいるAカメさんも臨機応変に対応してくれるので
これまでクレームになったことはないが、来年もうまくいく保障はない。
危なげなく記録撮影する方法はわかっている。
固定カメラを複数台設置すれば撮りもらしはなくなるだろう。
また、有人カメラ3台体制にすれば、
同じく撮りもらしなく安心して撮影に望めるだろう。
その複合体制でやればバックアップも含めて完璧にできる。
しかし、売上(利益)も考えなければならず、
刻々と変化するという条件の運動会の現場では問題も多い。
余談だが、幼稚園の運動会は本来の開催日に加えて
天気NGの場合の予備日が設定されているので、
自分は外注カメラマンさんを予備日も含めて押さえている。
その際、普段の金額にプラスαの金額を足して、
予備日が必要なくなった場合もギャラを払うようにしている。
(本来なら2日分だが、厳しいので1.5日分ちょい安め)
たまに、「運動会の予備日のカメラマンをお願いします」という
依頼が来ることもあるが、開催日に実施された場合は
ギャラなしキャンセルという条件のことが多いので断っている。
台風19号の被害にあわれ亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
また、今もなお非難所生活を余儀なくされている方々が
一刻も早く以前の生活に戻れることをお祈りします。
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どのように撮っているか知りたい方(同業者に限る)には、
サンプルの動画を用意してあるので、メールまたは
facebookのDMを送っていただければダウンロードURLを送ります。
(2019年11月中旬まで)